この週末は釣り仲間たちと休みの折り合いが付かなかったので、たまに一緒に釣りをするメダカジャンキーの弟を誘ってみた。気候も良くなったこともあるのか、弟も最初から乗る気で、さらに弟の友達も一緒に行きたいとのこと。結局、今回は俺、弟、弟の友達二人(ヤンコバくん、ゲルシーくん)の四人でのタナゴ釣りとなった。
俺はアカヒレタビラとマタナゴを釣りたいと主張したが、今回は近場がいいといの意見が俺以外の大勢を占めたため(三人の意見ってことね:笑)、近場でヤリタナゴを狙うということになった。
いつもより遅めに家を出発し、釣り場に着いた。釣り場はすっかり春の景色に変わっていた。これなら、タナゴの婚姻色を楽しめそうだ。弟たちの仕掛けを用意した後、弟たち三人の横で、俺も流れに脈釣りの仕掛けを送り込んでみた。
アタリがすぐに出た。冬とは違い、アタリが明確だ。くじらっぽはその柔軟さと弾力でほぼ向こう合わせに魚を掛けた。水面を割って出た青い魚体を見て、一瞬、タイリクバラタナゴ♂かと思ったが、手元に運ばれてきたのは見事に婚姻色が出たヤリタナゴ♂だった。
その後も俺は流れの中を探ったり、ボサの中を探ったりして、ポツポツとヤリタナゴを上げたが、どいつも見事に婚姻色を現わしている。ヤリタナゴは一般的なタナゴだが、その婚姻色は希少種に負けない美しさがあると思う。春のヤリタナゴ釣り満喫だ。
護岸の隙間に仕掛けを送り込んだ時だ。隙間の中に引っ張り込むようなアタリが出た。これは超ド級戦艦クラスのヤリタナゴが掛かったのかと期待したが、竿を曲げて上がった来たのは超ド級のドジョウだった。俺はこの蒲焼サイズのドジョウを弟のバケツにそっと入れた上げたのだった。(笑)
さらにしばらく釣りを続けていたが、ヤリタナゴの婚姻色を堪能しているのは、どうやら俺一人のようだった。弟たちは三人とも一匹、二匹の釣果しかなかった。やっぱり、素人が浮子釣りで流れの中を釣るのは難しいことらしい。俺は勝手に満足したし、ここで弟たちが釣りを続けても釣果が伸びるとはあまり思えなかったので、ここいらへんで、お昼にすることにし、いつものラーメン屋さんに車を走らせた。
ラーメンを食べた後は止水域で、まずは弟たちにタナゴ釣りの練習をさせることにした。車を走らせていると、三人でいかにもタナゴ釣りをしている人たちを見つけたので、その先に車を止め、ここで釣ってみることした。
水の汚れが少し気になったが、俺も浮子釣りの仕掛けを出し、三人の横で釣ってみることにした。仕掛けを振り込んですぐからアタリが出始めた。そして、すぐに最初の一匹が釣れた。思った通り、ここにはタイリクバラタナゴがいるようだった。これなら、弟たちにもタナゴが釣れそうだ。四人並んで、腰を落ち着け、タナゴ釣りを楽し
ヤンコバがいきなり
「釣れました!」
と俺に魚を見せた。その魚を見て、俺は絶句した。俺が釣ったことのない魚だったからだ。俺はヤンコバにどこいらへんで釣ったかをすぐさま聞き、大人げなく、そこに割り込んだ。(笑)そして、エサも赤虫にチェンジし、ヤンコバがその魚を釣り上げた周辺に仕掛けを投入した。
そして、俺にも至福の時はやってきた。浮子の動きがもぞもぞし出したので、聞き合わせを入れてみた。魚信が手元に伝わった。水の中に見える魚は長いヒレが青く縁どられているように見えた。すぐに俺の手元に入ってきたはチョウセンブナだった。
その後、弟たちもバラタナゴを釣ったりしながら、数匹のチョウセンブナを釣った。
「『池の水をぜんぶ抜く』って番組知ってる?」と弟が言い出した。
どうやら、『移入種』という言葉で、この番組のことを思い出したようだ。俺たち三にはNHKでやるようなお堅い番組を連想していたが、どうやら、どちらかと言えば、バラエティ系の内容らしい。そして、弟の口車に乗せられ、俺もその番組を見たくなった。どうやら、ヤンコバくんもゲルシーくんもそんなような感じだ。俺たちはそのお水系TV番組を見るために、そそくさと釣り場を後にし、家路を急いだのだった。
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