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Channel: 実釣派!極楽タナゴ生活。
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タナゴ竿切り組みセット(その八:完成編)

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 以前より作成していたタナゴ竿が完成した。(一応、完成ということにした。:笑)この竿は和竿教室『たけ蔵』さんで、切り組み済の和竿セットを仕上げた竿だ。(ほぼ塗りだけ!?:笑)切り組み済のセットからはじめただけあり、今まで作った数本の竿に比べると、数段出来栄えがいい。(⇐自画自賛です:笑)作る過程は書庫『釣り道具作り』その一~その七までで紹介しているが、ほぼ塗るだけなのに、一年半も掛かっているのは『たけ蔵』さんでしか作業をしていないからだ。家で作業すれば、普通の人なら、二~三か月で作成できると思う。

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ここから始めました

 最近、このブログのアクセス分析を見ると、『和竿作り』とか『タナゴ竿自作』など竿作り関連の検索ワードで閲覧しに来てくれる人が増えているようだ。

 もし、今後、和竿を作ってみたいという人に対して、このような俺でも、そんなにうまくないにせよ、とりあえずはタナゴ釣りに使えそうな竿を、このような和竿の教室で教われば、作れるということを声を大にして言いたい。

 実を言うと、俺は自作タナゴ竿で釣りをしたことはあまりない。やっぱり、プロの和竿の方が釣り味が格段にいいので(⇐当たり前だ!:笑)、自作タナゴ竿は俺の竿の中では、常に三軍以下のポジションでしかないからだ。(笑)

 それでも、俺は竿作りを今後も続けたいと思っている。竿作り自体が楽しくなってきたし、そこに集まる人たちは、竿を自分で作ってみようというくらいの釣り好きなので、その人達との話も楽しいからだ。そして、いつかは自分で使ってみようと思える竿が作れるようになればとちょこっと頭の隅では思っている。

『たけ蔵』さんのブログ

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お魚観察ケースをカスタマイズ

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 和竿教室『たけ蔵』さんで竿に胴漆を掛けている時、俺ははたと閃いた!この竹を使って、いつも釣り上げたタナゴを撮影するために使っている魚観察ケースをカスタマイズできないかと。

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ノーマルタイプの魚観察ケース

 俺はタナゴを釣り上げると基本、釣れポイしているが、最初の一匹と、ちょっときれいな個体は魚観察ケースに入れて、デジタルキープすることにしている。これは周りのちょっとした風景と一緒にタナゴを撮影したいからだ。(なんとなく、季節感も出るでしょ?)しかし、このお魚ケースは魚がきれいに撮影できることはいいのだが、タナゴ釣りの道具の一部として使うには無機質すぎる。タナゴ釣りは釣るという行為を楽しむとともに、道具を楽しむ趣味だとも思っている。この無機質すぎる観察ケースをもう少し味ある道具にできないかと以前から考えていたのだ。

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 今までもいろいろとアイデアは考えてはみたものの、すべてが企画倒れになったが、魚観察ケースに竹の枠をつけるというのは現実味があるし、簡単そうなので、自分でも作れそうだ。しかし、俺の愛用の魚観察ケース『ふぉっとっと』(マメチ・プロダクション)はアクリル一体型で¥2,600となかなかのお値段がするので、いきなり自分で作って失敗してしまう(⇐よくある:笑)のも嫌なので、以前使っていたお古の『ふぉっとっと』と透明プラスチック(?)でできている安い観察ケースで試作してみることにした。作業としては胴漆を適当に掛けた竹を切り揃え、ケースの四隅に貼りつけるだけなので、至って簡単だ。

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竹枠をつけてみた魚観察ケース

 俺は先日の釣りにこの観察ケースカスタムを持ち込み撮影してみた。まあ、自分なりに雰囲気は出たと思ったのだが、釣り仲間には作りが雑すぎると酷評を受けた。この人たちのクチが悪いのはいつものことなのだが、たしかに俺自身も作りが雑だと思った。俺はもの作りには向かない人間だ。そんなことはとっくに自覚しているのだ。俺はあくまでプロデューサーなのだ。この企画がいけると思えば、作成は製作部に依頼する。俺はいつも通り、この企画、竹枠つきお魚観察ケースの作成をアマーノ氏に依頼することにした。(笑)

*意匠登録出願検討中(?)

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春のヤリタナゴ釣り始動

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 はっきり言って、じっとバラタナゴを釣る冬のタナゴ釣りは飽きた。春一番ももう吹いたことだし、俺は春のタナゴ釣りがしたくなり、不破の竿造にLINEで連絡を取ってみた。
「ヤリタナゴ釣りに行きませんか?」
「どこに?」
「俺の好きなあの小川です。」
「どうせ、小さいのがポチポチしか釣れませんよ。」
不破の竿造のLINEには「釣れない」とか「腰が痛い」とかネガティブな言葉がズラリと並んでいる。あまり乗る気ではないらしい。そこで俺は外堀を埋めることにし、アマーノ氏に連絡を取った。思った通り、アマーノ氏からは一分以内に「行く」との返事が返ってきた。これでTAG65の行動方針は多数決で「ヤリタナゴ釣りに行く」ことに決定された。そして、決定事項はTAG65セピアの「アッキーナK」(ロボット刑事)にも伝えられた。

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 俺たちはフワフワカーで現地に向かい、現地でアッキーナKと合流した。俺たちはすぐに釣り場をのぞき込んだ。そこにはとても『春の小川』とは思えない、冬の小川のせせらぎがあった。(笑)

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 それでも俺は大きく婚姻色ビンビンのヤリタナゴ♂を釣るつもりで脈釣り仕掛けを冬の小川に振り込んだ。しかしながら、当然、魚信は目印にも手にも伝わってこない。しばらくあちこちで同じことを繰り返してみたが、やはり結果は同じだった。

 他の三人はというと、ちょろちょろしている小さなヤリタナゴを釣り上げている。背に腹は代えられん。俺もとりあえずは小さなヤリタナゴに手を出し、まずは『ボウズ』を逃れた。

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 俺もしばらくはチマチマと小さなヤリタナゴとバラタナゴを釣って喜んでいたが、これじゃ、この前までの『冬のタナゴ釣り』と同じだと気が付いた。今日の釣りテーマは『春のタナゴ釣り』だったはずだ。俺は安易に流されやすい自分の心に喝を入れ、みんなに春の釣り場への移動を提案した。三人はしょぼいタナゴ(笑)はけっこう釣っていたので、ラーメン屋さんに立ち寄ることを条件に移動を受け入れてくれた。

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 ラーメンを食べ、リニューアルした手作りタナゴ釣具屋『らぐらす』さん(⇐あらためて紹介します)に立ち寄ったりした後、俺のこころあたりのある春の小川に行ってみた。

 こちらの春の小川はさっきの春の小川と違い、少し春らしい雰囲気があった。
「ここは釣れる!」
と俺はみんなに言いきった。そして、急いで仕掛けを準備しはじめたが、釣りの準備をしているのは俺とアッキーナKだけであった。アマーノ氏と不破氏は竿も出さず、腕を組んで二人で談笑している。どうやら釣れないと思っているようだ。

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 俺はちょっとした深みに脈釣りの仕掛けを送り込んだ。流れの中をゆっくり探ると、目印が動いた。魚信が手に伝わった。魚体が見えた。ヒレが赤い。小さいながらもヤリタナゴ♂だ。ここの小川には『春のタナゴ釣り』があった。

 アッキーナKは俺が釣っているのを見て、俺と肩が触れるほどの距離で釣れ始めた。俺はアモーレには興味がないので、他の場所に移動した。こちらでもヤリタナゴは釣れる。俺はヤリタナゴを次々に釣り上げ、これならヤリタナゴのビッグパパが現れるのも時間の問題だと思っていた。

「先に車に戻ってますよ。」
それまで俺の釣りを見ていた不破氏とアマーノ氏はくるりと背を向け、車に向かって歩き始めた。アッキーナも竿を仕舞い始めている。俺はレイテ沖海戦の栗田艦隊『謎の反転』を生で見たような気分になった。くそ~!ビッグパパは目の前なのに!!

 俺は今日の釣りは多数派工作でうまく不破氏を『春のヤリタナゴ釣り』に連れ出したつもりになっていたが、逆に釣り上がりは多数決で押し切られる結果となった。


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ヤリタナゴ三昧

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 前回のタナゴ釣りでヤリタナゴの入れ食いがはじまったのは釣り上がり前のほんの20分程度であった。俺はこの時、間違えなく分速1匹でヤリタナゴを釣り上げた。しかし、大日本帝国戦史にも残るレイテ沖海戦『謎の反転』が目の前で展開され、まだまだ釣れるヤリタナゴたちを目の前に、俺は母港に戻るしかなかった。

 もちろん、俺はこれ以上ない不完全燃焼状態でこの一週間を過ごした。そして、週末、もちろん、俺は再びヤリタナゴを釣りに行くことにした。今回は『釣りのイエスマン』アマーノ氏と二人での釣行となった。

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 しかし、いきなり前回のヤリタナゴの釣り場に車を横付けするのもつまらないので、まずは昨年いい思いをした他のヤリタナゴの釣り場に行ってみることにした。着いてみると、川の水量もあり、なかなか良さげに見えた。俺はすぐさま落ち込みに脈釣りの仕掛けを送り込んだ。

 ・・・・・まったくアタリがない。止水域で竿を出しているアマーノ氏にも、やはり全くアタリが出ないとのことだった。それもそのはず、足元には霜柱が立っている。ここのポイントにはまだ春は来ていないようだった。俺たちは小一時間も立たないうちに、先週と同じ『レイテ沖』に向かったのであった。

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 俺が『レイテ沖』と名付けた釣り場は車から降りた瞬間に、春めいたものを感じさせた。やはり、こちらには春が来ているようだ。そして、先週、俺がヤリタナゴを釣り続けたポイントに迷わず入り、すぐさま脈釣りの仕掛けを送り込んだ。

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 釣れた!すぐに釣れた!やっぱり『レイテ沖』はポテンシャルの高いヤリタナゴ釣り場だった。数匹同じポイントでヤリタナゴを釣り、アタリが遠くなれば、数歩歩いて、ボサの中にタナゴ脈釣りの仕掛けを送り込めば、またヤリタナゴは釣れてくる。その繰り返しでかなりの数のヤリタナゴを釣った。

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 たしかに数は釣れる。アマーノ氏もかなりの数を釣り、満足げだ。しかしながら、大きくても6~7センチの大きさまででビッグパパが姿を現すことはなかった。それでもある程度の数は釣れたので、ここいらでお昼にすることにした。

 お昼を食べ、今度はアマーノ氏が行きたがっていた釣場に向かおうとしたが、アマーノ氏は
「えっ、あそこ?もう満足したから、行かなくてもいいや。」
アマーノ氏は俺よりも歳がいっていることもあり、釣欲が少ないのだ。まあ、たしかに『レイテ沖』はそこそこ満足できたので、帰り道にもう一か所くらい釣場を周り、お開きにすることにした。

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 次の釣場に着き、小川をのぞいてみた。小さなタナゴらしき魚を群れを成して、小川を泳いでいるのが見える。俺たちは流れの中に浮子釣りの仕掛けを流してみた。

・・・・・食わない。小さなタナゴたちは目の前にエサが来ても、なかなかエサを銜えようとはしない。たまにアタリが出ても釣れてくるのはタモロコかヤマベだった。そうこうしているうちに風が出てきた。寒い。ここの釣場にもまだ春は来ていないようだった。それでも同じ流れに仕掛けを何回も流していると、微妙なアタリがあった。釣れてきたのは小さなタナゴだった。タビラ班が見えるような気がする。チビのアカヒレタビラか?

 結局この日、タナゴ釣りを楽しめたのは『レイテ沖』だけだった。そういうば、毎年、桜が咲き出す頃にきれいなタナゴも釣れ出すんだっけ?春の小川のタナゴ釣りはもう少し先のことになるだろう。


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手作りタナゴ釣具店『ラグラス』リニューアル開店

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 タナゴメシアのお店、手作りタナゴ釣具店『ラグラス』が早くもリニューアルした。(儲かっているようだ:笑)釣具が手作りなら、店舗も手作り、自分でお店まで建ててしまった。さすがはタナゴメシアだ。(大きな敷地内でお引越ししただけなので、所在地は前と一緒ね。)

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 新店舗は霞ヶ浦の土手からからよく見えるようになり、お店も分かりやすくなった。また、かなり狭かった急店舗に比べ、新店舗はちょっとだけ広くなり(笑)、店内の商品はずいぶんと見やすくなった。

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 店内が少し広くなった分、陳列されている商品を増え、タナゴメシア手作りのタナゴ釣具が所狭しと並べられている。

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 『ラグラス』のタナゴ釣具を手にした者はタナゴメシアのありがたい『タナゴ預言』が下される。俺は『ラグラス』のタナゴ釣具を『幸せのタナゴ釣具』と呼ぶことにした。

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*店舗は霞ヶ浦土手から見えます。

TEL 080-9217-7544  店長/早川 
営業時間/7:00~15:00

タナゴ釣具店『Raguras』(ラグラス) HP


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続・ヤリタナゴ三昧(レイテ沖再び)

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 レイテ沖で「謎の反転」を号令した不破提督よりLINEが来た。
「今週末は行くんですか?」
俺は
「もちろん、レイテ沖に再度出撃します。」
と打電した。アマーノ提督にも打電すると、一分も立たないうちに「再出撃」との打電があり、TAG65連合艦隊は再びレイテ沖に出撃することが決定された。

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 レイテ沖に向け、出撃したTAG65連合艦隊はシブヤン海に差し掛かった。水は清らかなで春を感じさせる流れがそこにはあった。しかしながら、ここではいくら索敵しても、ヤリタナゴが姿を現すことはなかった。わが連合艦隊はヤリタナゴを求め、さらに進撃を続けることにした。

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 俺たちTAG65連合艦隊はサマール沖に進出した。この海域では前回、ヤリタナゴの駆逐艦隊を捉え、多少の戦果を挙げた場所だ。今回もヤリタナゴ駆逐艦隊がこの海域にいる情報は得ていたが、突然の連合艦隊出現に怯え、ボサの中や、護岸の隙間に艦影を隠しているようだった。しかし、レーダーより優れた、いがぐり観測員の目はその艦影を見逃さなかった。ボサの中や、護岸の隙間に脈釣りの仕掛けを送り込み、次々に小さなヤリタナゴを釣り上げることに成功した。

 ここではさらに索敵を続けたが、駆逐艦以上の戦艦や空母といった大物が潜んでいるとは思われなかった。大方の駆逐艦を撃破した時点で、TAG65連合艦隊はこの後に起こるであろうレイテ沖での決戦に備え、ラーメン泊地に寄港し、補給をすることにした。

 
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 十分な補給(ねぎラーメン大盛り+ライス)を受けた後、TAG65連合艦隊はレイテ沖へと移動した。目指すレイテ沖が見えた時、そこに艦影が見えた。あれは友軍、西村艦隊だ。(⇐知り合いの知り合いで俺のことを知っているブラザーズが釣りをしていた。西村兄弟という名前かは定かではない:笑)

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 先にレイテ沖に到着していた西村艦隊はわが連合艦隊の目の前で次々にヤリタナゴを釣り上げている。TAG65艦隊も西村艦隊と合流し、レイテ川に向かい、理想の単縦陣(一直線に並ぶことね:笑)を敷き、全砲門も開いた。帝国海軍が夢にまで見た艦隊砲撃戦をここに開始した。

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 わが連合艦隊はそれから二時間に渡り、全力で砲撃戦を行った。そして、数え切れない戦果を挙げた。不破提督より「砲撃止め」の号令が出た時、俺はすでにほぼ全弾を撃ち尽していた。しかし、今回のレイテ沖海戦では数知れない戦果を挙げることができたが、戦艦や空母といった大物(でかいヤリタナゴのことね:笑)の撃沈がなかったことだけは悔やまれた。

 さらに戦果を求める西村艦隊を後に残し、TAG65連合艦隊はレイテ沖海域をあとにした。全弾を撃ち尽したわが艦隊はセブン泊地に寄り、再び補給してから(おにぎり100円だった。)、母港へと艦首を向けたのであった。


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本気!玉虫狩り!!(おまけのタナゴ釣り)

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 日曜日は休みが取れた。しかし、フワ氏には先週のうちから、日曜日は空いてないないと言われていたので、アマーノ氏を誘い、ちょこっとだけタナゴ釣りに行こうと考えた。しかし、前日にアマーノ氏から
「明日は雨予報なので、中止にしましょう。」
と連絡があった。アマーノ氏はふさふさのロマンスグレーなのだが、もしかしたら、雨に弱いロマンスグレーなのかも知れないと、アマーノ氏の事情を考慮し(⇐俺の妄想かも?:笑)、大人しく、釣りは中止にすることにした。

 しかし、俺は休みというと、早く目が覚めてしまう性分(習性?)なのだ。5時に目を覚ました俺はハーブティーを飲んだり、本を読んだり、しばらく大人しくしていたが、外を見ると、なんと晴れている。俺はしばらく考えて、ちょいタナゴ釣り&玉虫狩りに出ることにした。俺は玉虫が成る木いくつか知っている。こんな日に一人で木を周れば、玉虫を独り占めできるはずだ。

(玉虫はサナギを殻から出し、タナゴ釣りのエサにする。俺は玉虫がカネヒラの稚魚の特効エサだと信じているので、毎年、冬の間に集めておくのだ。)

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 しかも、一人で釣るとなれば、こんな時期でもタナゴが釣れるピンスポットも知っている。俺は真冬のタナゴピンスポットを目指し、車を走らせた。

 そして、釣り場には1時間ちょいで着いた。周辺はタナゴ釣り場として、まあまあ有名なのだが、釣り人は誰もいない。タナゴピンスポットの存在はどうやら、俺しか知らないようだ。

 俺は逸る気持ちを抑えつつ、ピンスポットに仕掛けを投入した。やはり、すぐにアタリが出た。タナゴはここに溜まっている。俺は自分のペースで適当にタナゴを釣り始めた。しかし、このポイント、本当にピンスポットなのだ。ポイントから30センチ離れると、アタリが出ない。俺もどんなきっかけでここを見つけたかは忘れたのだが、ここを見つけてからは真冬でもボウズ知らずだ。しかも、自分一人でしかここには来ないようにしている。(笑)

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 適当にも釣ったし、11時になったので、俺はそろそろ一人ラーメンを決め込むことにした。釣り道具を片付けていると、いつの間にか空は曇っていることに気が付いた。これはたしかに午後は雨が降るのかも知れない。俺は人気ラーメン店の開店前に並び、ラーメンを食べ、正午前に店を出た。そして、ほど近い『玉虫の成る木』に向かった。

 俺が目付けている『玉虫の成る木』はさすがに『玉虫が成る木』だった。俺は車の中から木を見ただけで数個の玉虫を発見した。さらに近づき、枝を見ると、いきなりのトリプルだ。

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 ここの周辺には『玉虫の成る木』が数本ある。俺は木々を周り、玉虫を次々に取った。ある民家の前に行くと、その家のおじいさんが立っていた。
「こんにちは。」
とあいさつしてから、俺はこのおじいさんとは何回も会っていることを思い出した。
「あんた、冬になると、ハチマンタロウ(⇐玉虫のことらしい)取りに来る人だろ?」
とおじいさんも声を掛けてきた。おじいさんもやはり俺を覚えていたらしい。そして、以前と同じように脚立を貸してくれた。
「来年も採れるように少しは残しておきなよ。」
このセリフも聞いたことがある。玉虫の成虫である『イラ蛾』は植物にとって害虫だと思うのだが、木の持ち主が言っていることなので、異論をはさまないのもいつものことなのだ。(笑)

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 玉虫もかなり採集できたので、帰ろうかと思っていると、おじいさんがみかんとお茶を出してくれた。
「たしか、以前もごちそうになりましたよ。」
などとおじいさんと話していると、雨が降り出した。この日の天気予報は当たりだった。

 家に帰り、玉虫を適当なタッパーにつめ、冷蔵庫の野菜室に仕舞いこんだ。もちろん、僕の妻にとって、玉虫が蛾のサナギであるなどということは、まったく知らないことである。(笑)

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WAZA2017 (お知らせ)

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2月16日(木)~2月21日(火)

開催時間:午前10時~午後8時 *最終日は午後5時閉場

東武百貨店 池袋店 8F催事場

主催:一般財団法人 伝統的工芸品産業振興協会

国指定の各地の伝統工芸品を出品

江戸和竿協同組合が出展、展示即売

*毎年思いますが、このチラシの写真がすごくきれい!

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続・小春日和にゆっくりタナゴ釣り

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 先週はタナゴ釣りと玉虫狩りに一人で行き、なかなかいい思いをしたが、この寒空の下、また一人で行くというのも、さすがにつまらなそうだ。俺はメールでTAG65に召集を掛けてみた。不破氏からは
「あまのさんの返事次第です。」
と返信があったが、すでにアマーノ氏からはメール送信後、30秒で
「行きます!」
と返信があった。アマーノ氏のものとんでもないやる気が感じられる。
俺たちは三人で仲良く釣れるはずのあの場所に行くことになった。(TAG65セピアのアッキーナKは仕事都合で欠席。)

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 不破氏とKと俺でこの前の時に釣った場所に到着した。ここなら、のんびりと自分のペースでタナゴ釣りを楽しめるはずだ。まずはアマーノ氏を『タナゴ釣堀』にご案内した。アマーノ氏が釣り座を構えると、不破氏もそこで釣ろうとしている。俺はアモーレの語らいを邪魔する野暮な人間じゃないのだ。そこで、ちょっと離れた場所で一人釣ることにした。俺は釣りに出かけるのは数人で行くことを好むが、釣り場ではみんなからちょっと離れたところで一人釣ることが好きなちょっとめんどうくさいヤツなのだ。(笑:そういう人いるでしょ?)俺は二人が辛うじて見える位置で釣り始めた。

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 実はこの前も不破氏とKとは離れてここで釣っていたのだ。そして、俺はここの第二のタナゴ釣堀を発見していたのだ。ここではわりと水がきれいで、しかも水深は30センチほどしかなく、泳いでいるタナゴが見えている。普通だとこの時期、こういうポイントではなかなか釣れないものだが、なぜかここではタナゴちゃんたちがバンバン釣れてくる。釣られたことのない素直なタナゴちゃんたちなのかもしれない。

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 一か所に固まっているタナゴの群れを一匹づつ次々に釣っていくというのが、冬のタナゴ釣りの醍醐味だ。もともとはタナゴ釣りは冬の釣りなので、こういうスタイルこそが本来の姿なのかもしれない。しかしながら、この付近では外来種であるタイリクバラタナゴしか釣れないのは残念なことと言える。関東でも10年ほど前までは同じスタイルで主に釣っていたのはアカヒレタビラだったからなぁ。

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 この日はマイペースで釣ったせいか、俺もかなり長い時間、釣りに没頭していた。俺がタナゴの写真やら、動画を撮ったりしていると、不破氏がいつの間に後ろにきて、
「そろそろラーメンにしましょうか?」
と声を掛けてきた。うむ、釣りは満足できたので、お言葉通り、ラーメンにすることにした。TAGT65は三人が同じ誕生日。俺たちの基本的な性格としては飽きっぽいというところが共通している。

 この日、俺たちは普段行かない「二郎」系のラーメン屋さんに行ってみた。俺と不破氏は「すべて増し増しに麺大盛り」、しかも俺は小ライスまで注文してしまい、全体的な量、ニンニクとアブラで悶絶することになった。

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WAZA2017 ( 行ってきました。)

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 俺の通勤経路は池袋が乗り換え駅になっている。会社帰りに東武百貨店池袋店で開催されている『WAZA2017』に行ってきた。主な目的は名和竿師たちが出品している素晴らしい和竿を拝みに行くことだ。(←簡単に買える値段ではないのだ!:笑)

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 『WAZA2017』は日本各地で受け継がれてきた伝統的工芸品を集めた催しで目的の「江戸和竿」以外にもたくさんの見どころがある。まずは会場をぐるっと一周してから「江戸和竿」のブースに向かった。会場では焼物や漆器が幅を利かせているようで、江戸和竿は実演なしで会場の端っこの方にひっそり出品されていた。

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 この日、江戸和竿のブースにいらっしゃったのは会長(理事長?)の竿忠の親方と僕が竿を作って頂いた竿富の親方であった。竿富の親方が
「この前、玉虫、たくさん採ったんだって?」
と声を掛けてきたので、まさか、竿富の親方がブログやインスタを見ているのか?とびっくりしたが(笑)、この日の午前中、『浮子の鬼才ナベさん』がこの会場に来て、親方たちとその話題になったらしい。(⇐ナベさんはスマホを使いこなす老人なのだ:失礼!:笑)

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 竿富の親方とあれやこれや話をしていたが、
「去年、京指物のところに桶が出てたの知ってます?あれ、よかったんで、今年もあればとちょっと考えてたんですけど・・・。」
と俺がいうと、親方はニヤリと笑い、
「あぁ、あれ、出てたよ。もう私が売約したから。」
なんと、竿富の親方に先を越されていた。(笑) しかしながら、竿富の親方と同じものに目をつけていたとは、俺の目もなかなかのもんだと、なんだか嬉しくはなった。

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 今回、この『WAZA2017』の東武百貨店さんの広告に竿富タナゴ竿が限定5点ではあるが、破格の値段で掲載されていた。今まであまり和竿に触れたことない人に和竿を知ってもらおうとする意図があるのだと思う。俺はタナゴ釣りで和竿を使うようになってから、いつも和竿を使うようになった。うまくは表現できないが、ケミカルなマテリアルとは違う魅力が和竿には確かにある。幸運にも自分にあった和竿にめぐりあえた人はきっとその魅力にやられてしまい、釣りから足を洗えなくなってしまうのだろう。(⇐ジャンキー?:笑)

*今まだ何本あるかは分かりませんが、広告掲載の竿富タナゴ竿(8寸5本継)は¥43,200でした。間違えなく破格の値段です。しかも中の一本は鯨穂先でした。

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タナゴ竿切り組みセット(その八:完成編)

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 以前より作成していたタナゴ竿が完成した。(一応、完成ということにした。:笑)この竿は和竿教室『たけ蔵』さんで、切り組み済の和竿セットを仕上げた竿だ。(ほぼ塗りだけ!?:笑)切り組み済のセットからはじめただけあり、今まで作った数本の竿に比べると、数段出来栄えがいい。(⇐自画自賛です:笑)作る過程は書庫『釣り道具作り』その一~その七までで紹介しているが、ほぼ塗るだけなのに、一年半も掛かっているのは『たけ蔵』さんでしか作業をしていないからだ。家で作業すれば、普通の人なら、二~三か月で作成できると思う。

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 もし、今後、和竿を作ってみたいという人に対して、このような俺でも、そんなにうまくないにせよ、とりあえずはタナゴ釣りに使えそうな竿を、このような和竿の教室で教われば、作れるということを声を大にして言いたい。

 実を言うと、俺は自作タナゴ竿で釣りをしたことはあまりない。やっぱり、プロの和竿の方が釣り味が格段にいいので(⇐当たり前だ!:笑)、自作タナゴ竿は俺の竿の中では、常に三軍以下のポジションでしかないからだ。(笑)

 それでも、俺は竿作りを今後も続けたいと思っている。竿作り自体が楽しくなってきたし、そこに集まる人たちは、竿を自分で作ってみようというくらいの釣り好きなので、その人達との話も楽しいからだ。そして、いつかは自分で使ってみようと思える竿が作れるようになればとちょこっと頭の隅では思っている。

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お魚観察ケースをカスタマイズ

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 和竿教室『たけ蔵』さんで竿に胴漆を掛けている時、俺ははたと閃いた!この竹を使って、いつも釣り上げたタナゴを撮影するために使っている魚観察ケースをカスタマイズできないかと。

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ノーマルタイプの魚観察ケース

 俺はタナゴを釣り上げると基本、釣れポイしているが、最初の一匹と、ちょっときれいな個体は魚観察ケースに入れて、デジタルキープすることにしている。これは周りのちょっとした風景と一緒にタナゴを撮影したいからだ。(なんとなく、季節感も出るでしょ?)しかし、このお魚ケースは魚がきれいに撮影できることはいいのだが、タナゴ釣りの道具の一部として使うには無機質すぎる。タナゴ釣りは釣るという行為を楽しむとともに、道具を楽しむ趣味だとも思っている。この無機質すぎる観察ケースをもう少し味ある道具にできないかと以前から考えていたのだ。

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 今までもいろいろとアイデアは考えてはみたものの、すべてが企画倒れになったが、魚観察ケースに竹の枠をつけるというのは現実味があるし、簡単そうなので、自分でも作れそうだ。しかし、俺の愛用の魚観察ケース『ふぉっとっと』(マメチ・プロダクション)はアクリル一体型で¥2,600となかなかのお値段がするので、いきなり自分で作って失敗してしまう(⇐よくある:笑)のも嫌なので、以前使っていたお古の『ふぉっとっと』と透明プラスチック(?)でできている安い観察ケースで試作してみることにした。作業としては胴漆を適当に掛けた竹を切り揃え、ケースの四隅に貼りつけるだけなので、至って簡単だ。

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竹枠をつけてみた魚観察ケース

 俺は先日の釣りにこの観察ケースカスタムを持ち込み撮影してみた。まあ、自分なりに雰囲気は出たと思ったのだが、釣り仲間には作りが雑すぎると酷評を受けた。この人たちのクチが悪いのはいつものことなのだが、たしかに俺自身も作りが雑だと思った。俺はもの作りには向かない人間だ。そんなことはとっくに自覚しているのだ。俺はあくまでプロデューサーなのだ。この企画がいけると思えば、作成は製作部に依頼する。俺はいつも通り、この企画、竹枠つきお魚観察ケースの作成をアマーノ氏に依頼することにした。(笑)

*意匠登録出願検討中(?)

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春のヤリタナゴ釣り始動

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 はっきり言って、じっとバラタナゴを釣る冬のタナゴ釣りは飽きた。春一番ももう吹いたことだし、俺は春のタナゴ釣りがしたくなり、不破の竿造にLINEで連絡を取ってみた。
「ヤリタナゴ釣りに行きませんか?」
「どこに?」
「俺の好きなあの小川です。」
「どうせ、小さいのがポチポチしか釣れませんよ。」
不破の竿造のLINEには「釣れない」とか「腰が痛い」とかネガティブな言葉がズラリと並んでいる。あまり乗る気ではないらしい。そこで俺は外堀を埋めることにし、アマーノ氏に連絡を取った。思った通り、アマーノ氏からは一分以内に「行く」との返事が返ってきた。これでTAG65の行動方針は多数決で「ヤリタナゴ釣りに行く」ことに決定された。そして、決定事項はTAG65セピアの「アッキーナK」(ロボット刑事)にも伝えられた。

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 俺たちはフワフワカーで現地に向かい、現地でアッキーナKと合流した。俺たちはすぐに釣り場をのぞき込んだ。そこにはとても『春の小川』とは思えない、冬の小川のせせらぎがあった。(笑)

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 それでも俺は大きく婚姻色ビンビンのヤリタナゴ♂を釣るつもりで脈釣り仕掛けを冬の小川に振り込んだ。しかしながら、当然、魚信は目印にも手にも伝わってこない。しばらくあちこちで同じことを繰り返してみたが、やはり結果は同じだった。

 他の三人はというと、ちょろちょろしている小さなヤリタナゴを釣り上げている。背に腹は代えられん。俺もとりあえずは小さなヤリタナゴに手を出し、まずは『ボウズ』を逃れた。

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 俺もしばらくはチマチマと小さなヤリタナゴとバラタナゴを釣って喜んでいたが、これじゃ、この前までの『冬のタナゴ釣り』と同じだと気が付いた。今日の釣りテーマは『春のタナゴ釣り』だったはずだ。俺は安易に流されやすい自分の心に喝を入れ、みんなに春の釣り場への移動を提案した。三人はしょぼいタナゴ(笑)はけっこう釣っていたので、ラーメン屋さんに立ち寄ることを条件に移動を受け入れてくれた。

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 ラーメンを食べ、リニューアルした手作りタナゴ釣具屋『らぐらす』さん(⇐あらためて紹介します)に立ち寄ったりした後、俺のこころあたりのある春の小川に行ってみた。

 こちらの春の小川はさっきの春の小川と違い、少し春らしい雰囲気があった。
「ここは釣れる!」
と俺はみんなに言いきった。そして、急いで仕掛けを準備しはじめたが、釣りの準備をしているのは俺とアッキーナKだけであった。アマーノ氏と不破氏は竿も出さず、腕を組んで二人で談笑している。どうやら釣れないと思っているようだ。

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 俺はちょっとした深みに脈釣りの仕掛けを送り込んだ。流れの中をゆっくり探ると、目印が動いた。魚信が手に伝わった。魚体が見えた。ヒレが赤い。小さいながらもヤリタナゴ♂だ。ここの小川には『春のタナゴ釣り』があった。

 アッキーナKは俺が釣っているのを見て、俺と肩が触れるほどの距離で釣れ始めた。俺はアモーレには興味がないので、他の場所に移動した。こちらでもヤリタナゴは釣れる。俺はヤリタナゴを次々に釣り上げ、これならヤリタナゴのビッグパパが現れるのも時間の問題だと思っていた。

「先に車に戻ってますよ。」
それまで俺の釣りを見ていた不破氏とアマーノ氏はくるりと背を向け、車に向かって歩き始めた。アッキーナも竿を仕舞い始めている。俺はレイテ沖海戦の栗田艦隊『謎の反転』を生で見たような気分になった。くそ~!ビッグパパは目の前なのに!!

 俺は今日の釣りは多数派工作でうまく不破氏を『春のヤリタナゴ釣り』に連れ出したつもりになっていたが、逆に釣り上がりは多数決で押し切られる結果となった。


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ヤリタナゴ三昧

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 前回のタナゴ釣りでヤリタナゴの入れ食いがはじまったのは釣り上がり前のほんの20分程度であった。俺はこの時、間違えなく分速1匹でヤリタナゴを釣り上げた。しかし、大日本帝国戦史にも残るレイテ沖海戦『謎の反転』が目の前で展開され、まだまだ釣れるヤリタナゴたちを目の前に、俺は母港に戻るしかなかった。

 俺はこれ以上ない不完全燃焼状態でこの一週間を過ごした。そして、週末、もちろん、俺は再びヤリタナゴを釣りに行くことにした。今回は『釣りのイエスマン』アマーノ氏と二人での釣行となった。

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 しかし、いきなり前回のヤリタナゴの釣り場に車を横付けするのもつまらないので、まずは昨年いい思いをした他のヤリタナゴの釣り場に行ってみることにした。着いてみると、川の水量もあり、なかなか良さげに見えた。俺はすぐさま落ち込みに脈釣りの仕掛けを送り込んだ。

 ・・・・・まったくアタリがない。止水域で竿を出しているアマーノ氏にも、やはり全くアタリが出ないとのことだった。それもそのはず、足元には霜柱が立っている。ここのポイントにはまだ春は来ていないようだった。俺たちは小一時間も立たないうちに、先週と同じ『レイテ沖』に向かったのであった。

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 俺が『レイテ沖』と名付けた釣り場は車から降りた瞬間に、春めいたものを感じさせた。やはり、こちらには春が来ているようだ。そして、先週、俺がヤリタナゴを釣り続けたポイントに迷わず入り、すぐさま脈釣りの仕掛けを送り込んだ。

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 釣れた!すぐに釣れた!やっぱり『レイテ沖』はポテンシャルの高いヤリタナゴ釣り場だった。数匹同じポイントでヤリタナゴを釣り、アタリが遠くなれば、数歩歩いて、ボサの中にタナゴ脈釣りの仕掛けを送り込めば、またヤリタナゴは釣れてくる。その繰り返しでかなりの数のヤリタナゴを釣った。

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 たしかに数は釣れる。アマーノ氏もかなりの数を釣り、満足げだ。しかしながら、大きくても6~7センチの大きさまででビッグパパが姿を現すことはなかった。それでもある程度の数は釣れたので、ここいらでお昼にすることにした。

 お昼を食べ、今度はアマーノ氏が行きたがっていた釣場に向かおうとしたが、アマーノ氏は
「えっ、あそこ?もう満足したから、行かなくてもいいや。」
アマーノ氏は俺よりも歳がいっていることもあり、釣欲が少ないのだ。まあ、たしかに『レイテ沖』はそこそこ満足できたので、帰り道にもう一か所くらい釣場を周り、お開きにすることにした。

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 次の釣場に着き、小川をのぞいてみた。小さなタナゴらしき魚を群れを成して、小川を泳いでいるのが見える。俺たちは流れの中に浮子釣りの仕掛けを流してみた。

・・・・・食わない。小さなタナゴたちは目の前にエサが来ても、なかなかエサを銜えようとはしない。たまにアタリが出ても釣れてくるのはタモロコかヤマベだった。そうこうしているうちに風が出てきた。寒い。ここの釣場にもまだ春は来ていないようだった。それでも同じ流れに仕掛けを何回も流していると、微妙なアタリがあった。釣れてきたのは小さなタナゴだった。タビラ班が見えるような気がする。チビのアカヒレタビラか?

 結局この日、タナゴ釣りを楽しめたのは『レイテ沖』だけだった。そういうば、毎年、桜が咲き出す頃にきれいなタナゴも釣れ出すんだっけ?春の小川のタナゴ釣りはもう少し先のことになるだろう。


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手作りタナゴ釣具店『ラグラス』リニューアル開店

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 タナゴメシアのお店、手作りタナゴ釣具店『ラグラス』が早くもリニューアルした。(儲かっているようだ:笑)釣具が手作りなら、店舗も手作り、自分でお店まで建ててしまった。さすがはタナゴメシアだ。(大きな敷地内でお引越ししただけなので、所在地は前と一緒ね。)

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 新店舗は霞ヶ浦の土手からからよく見えるようになり、お店も分かりやすくなった。また、かなり狭かった急店舗に比べ、新店舗はちょっとだけ広くなり(笑)、店内の商品はずいぶんと見やすくなった。

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 店内が少し広くなった分、陳列されている商品を増え、タナゴメシア手作りのタナゴ釣具が所狭しと並べられている。

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 『ラグラス』のタナゴ釣具を手にした者はタナゴメシアのありがたい『タナゴ預言』が下される。俺は『ラグラス』のタナゴ釣具を『幸せのタナゴ釣具』と呼ぶことにした。

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*店舗は霞ヶ浦土手から見えます。

茨城県かすみがうら市田伏1717 - 4
TEL 080-9217-7544  店長/早川 
営業時間/7:00~15:00

タナゴ釣具店『Raguras』(ラグラス) HP


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続・ヤリタナゴ三昧(レイテ沖再び)

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 レイテ沖で「謎の反転」を号令した不破提督よりLINEが来た。
「今週末は行くんですか?」
俺は
「もちろん、レイテ沖に再度出撃します。」
と打電した。アマーノ提督にも打電すると、一分も立たないうちに「再出撃」との打電があり、TAG65連合艦隊は再びレイテ沖に出撃することが決定された。

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 レイテ沖に向け、出撃したTAG65連合艦隊はシブヤン海に差し掛かった。水は清らかなで春を感じさせる流れがそこにはあった。しかしながら、ここではいくら索敵しても、ヤリタナゴが姿を現すことはなかった。わが連合艦隊はヤリタナゴを求め、さらに進撃を続けることにした。

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 俺たちTAG65連合艦隊はサマール沖に進出した。この海域では前回、ヤリタナゴの駆逐艦隊を捉え、多少の戦果を挙げた場所だ。今回もヤリタナゴ駆逐艦隊がこの海域にいる情報は得ていたが、突然の連合艦隊出現に怯え、ボサの中や、護岸の隙間に艦影を隠しているようだった。しかし、レーダーより優れた、いがぐり観測員の目はその艦影を見逃さなかった。ボサの中や、護岸の隙間に脈釣りの仕掛けを送り込み、次々に小さなヤリタナゴを釣り上げることに成功した。

 ここではさらに索敵を続けたが、駆逐艦以上の戦艦や空母といった大物が潜んでいるとは思われなかった。大方の駆逐艦を撃破した時点で、TAG65連合艦隊はこの後に起こるであろうレイテ沖での決戦に備え、ラーメン泊地に寄港し、補給をすることにした。

 
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 十分な補給(ねぎラーメン大盛り+ライス)を受けた後、TAG65連合艦隊はレイテ沖へと移動した。目指すレイテ沖が見えた時、そこに艦影が見えた。あれは友軍、西村艦隊だ。(⇐知り合いの知り合いで俺のことを知っているブラザーズが釣りをしていた。西村兄弟という名前かは定かではない:笑)

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 先にレイテ沖に到着していた西村艦隊はわが連合艦隊の目の前で次々にヤリタナゴを釣り上げている。TAG65艦隊も西村艦隊と合流し、レイテ川に向かい、理想の単縦陣(一直線に並ぶことね:笑)を敷き、全砲門も開いた。帝国海軍が夢にまで見た艦隊砲撃戦をここに開始した。

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 わが連合艦隊はそれから二時間に渡り、全力で砲撃戦を行った。そして、数え切れない戦果を挙げた。不破提督より「砲撃止め」の号令が出た時、俺はすでにほぼ全弾を撃ち尽していた。しかし、今回のレイテ沖海戦では数知れない戦果を挙げることができたが、戦艦や空母といった大物(でかいヤリタナゴのことね:笑)の撃沈がなかったことだけは悔やまれた。

 さらに戦果を求める西村艦隊を後に残し、TAG65連合艦隊はレイテ沖海域をあとにした。全弾を撃ち尽したわが艦隊はセブン泊地に寄り、再び補給してから(おにぎり100円だった。)、母港へと艦首を向けたのであった。


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ご近所でも春タナゴ探索

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 レイテ沖だ、なんだとしばらく春のヤリタナゴを探していた俺だが、さすがにヤリタナゴ釣りにも飽きてしまった。かと言って、年度末で忙しいこともあるし、遠出までする気もない。そこでご近所(⇐でも、車で一時間くらいね。)で軽めに春のタナゴ釣りを楽しむことにした。

 俺はご近所にタナゴ釣りをする時に頼りにしている人がいる。チャック先輩だ。俺はチャック先輩にLINEで聞いてみた。
「あそこでタナゴ釣れ始めました?」
チャック先輩は
「あそこなら、そろそろ釣れるんじゃないの?」
と返信があり、親切にも地図まで付いている。俺はチャック先輩推奨の釣り場に次の朝、向かうことにした。

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 俺はご近所だということで釣り場に重役出勤で向かった。釣り場はチャック先輩が言うようにたしかに春めいていた。春の小川をのぞいてみると、魚の群れがいた。カワムツっぽい魚影だが、タナゴも混じっているようだ。しかし、ヤツラは俺の気配に気づくとピューとトンネルの中に入ってしまった。俺はトンネルの中に仕掛けを投げ込んだり、流し込んだりしてみた。ところが、いくら仕掛けを流せど、俺の腕に魚信が伝わることはなかった。

 そして、ちょこっとトンネルを探しただけで、時間は10時半を回ってしまった。それはそうだろう。重役出勤だったので、釣り場に着いたのが10時くらいだったからだ。俺のお目当てのラーメン屋さんは11時開店だ。俺は急ぎ、釣り道具をまとめると、某有名ラーメン店に向かったのだった。

 某有名ラーメン店はさすが有名ラーメン店だった。11時少し前に店に着いたが、駐車場ではすでに交通整理が始まっていた。俺は15分程度並んでからラーメンにありついた。

 すっかりラーメンに満足してしまい、少しの釣欲もなくなった俺は早くも家に向かい、車を走らせた。しかし、さすがにタナゴ釣りに来たことを思い出し、帰りの途中の釣り場に寄ってみることにした。

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 次の釣り場もやはり春めいていた。菜の花が咲いている。俺は菜の花のおひたしが好きだ。俺はタナゴ釣りを始める前に今夜の肴にまずは菜の花の蕾を摘むことから始めた。

 今度は菜の花に気を取られ、またもやタナゴ釣りを忘れそうになった俺だったが、ふと我に帰った。いかん、いかん、タナゴ釣りに来ているんだった。春はやはりやってきている。そして、どうやら、俺の頭にも来ているらしい。俺は気を取り直し、タナゴ釣りを始めることにした。

 少し深くなっているところで、浮子釣りをすることにした。脈釣りと違い、こういうのんびりした釣りもたまには悪くない。そして、春はちゃんと小川の中にも来ているようだった。あれほど冬の間は渋かったこの釣り場でも、はっきりとしたアタリが浮子に出ている。バラタナゴがポツリポツリと釣れ出した。

 バラタナゴ釣りを一時間は楽しんだろうか。菜の花に囲まれて、のんびりとしたタナゴ釣りを楽しむことが出来た。俺は今日のところはこの辺で上がることにした。春のタナゴ釣りを楽しんだ後は、ちゃっちゃと家に帰り、明るいうちから春の味を肴にビール飲みたくなったからだ。

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春のタナゴ脈釣り講座

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 春になり、流れっ川でタナゴが釣れるようになると、毎年、俺のブログには
「脈釣りってどうやってやるの?」
とか
「脈釣りの仕掛けはどうやって作るのか?」
などのお問合せが入る。そこで、今年もリクエストにお答えして、『タナゴの脈釣り』について紹介することにした。(ただし、一部は使い回しのネタだということはご了承下さい。:笑)

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  そもそも「脈釣り」とは浮子を使わず、道糸につけた目印や竿先の変化、手元への感触でアタリを取り、魚を釣る方法で、その昔、帝や将軍など高貴な方の肌に直接触れては恐れ多いと、薬師と呼ばれた昔の医師が察するにも、襖越しに腕の脈どころの動脈近くに結んだ糸の揺れ具合で脈を診察する、いわゆる糸脈診断と釣る様子が似ていることから「脈釣り」と呼ばれるようになったらしい。(?:笑)

 タナゴの脈釣りとしては大きく二つにスタイルを分けることができ、一つは錘を底から浮かせる釣りスタイル、もう一つは錘を底に付けて釣るスタイルである。前者の代表的なものがアヅマ式錘とトンボ目印を用いた「アヅマ式トンボ脈釣り」(?:すみません、正式な名称が分かりません。)であり、後者の代表的なものが「ゴツンコ釣り」と呼ばれるものである。

 今回は前者の『アヅマ式トンボ脈釣り』についての紹介する。(ただし、これも我流であることをご了承下さい。)

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①仕掛けについて

 『アヅマ式トンボ脈釣り仕掛け』は道糸+目印+錘+鈎から成り立っている。

*道糸:道糸は伸びの少ないものを使うのがおすすめ。フロロやメタル、最近ではエステルを使用している。伸びないという面ではPEが優れていると思われるが、こと脈釣りに関しては流れっ川で使用することを考えると浮力のあるPEは糸ふけが出やすい欠点がある。

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*目印:タナゴ用の『トンボ目印』というものが存在するが、これがほとんど売っていない!(笑)これを手に入れるのが大変だった。しかし、要は脈釣りの目印なので、渓流用の目印でも代用できる。

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*錘:『アヅマ式錘』を使うのがもともとの前提だが、またこれが手に入りにくい!(笑)しかし、ルアー釣りで使うバレットシンカーは使い方も形状もほぼ一緒なので、これが代用できる。道糸にバレットシンカーを通し、道糸の先にハリス止めを結ぶ。仕掛けの大きさや狙うタナゴの大きさによっても違うが、錘は1ℊ~3ℊを使用している。

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*鈎:これも狙うタナゴの大きさによって使い分けるが、どんな大きさ、形でも研ぎ鈎が使うことがベスト。竿と仕掛けのバランスがよく、鈎が鋭ければ、タナゴを向こう合わせにタナゴが掛かる。

*ハリス:タナゴ釣りでは細い絹糸をハリスに使うことが多いが、こと流れっ川の脈釣りで、これは向いていない。流れの中を探るうちにハリスがしなやかすぎて、道糸に絡まることが多くなるからだ。俺の場合、細いフロロを長めに使っている。

②竿について

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  これはキモだ。先調子で穂先が柔らかな竿が脈釣りに向いている。古ではセミクジラの穂先をタナゴ脈釣りに使っていたが、これは今となってはなかなか手に入らない。しかし、脈釣りとの相性はこれ以上のものはないと思われ、古人の知恵には驚かされる。今、最も多く使われてるタナゴ竿のマテリアルはカーボンだと思われるが、これは残念ながら、脈釣りには向かない。ハリが強すぎて、アタリをはじいてしまう。現行の竿ではダイワさんの『ひなた』は脈釣りにあった調子だと思う。

③エサについて

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 すべては流れっ川を釣るので、エサ持ちがいいものを使う。玉虫や固く練った黄身練りを使っている。これも玉虫は手に入りにくいということがあるので、黄身練りをおすすめする。(脈釣り用黄身練りの作り方はこちら⇒https://blogs.yahoo.co.jp/rqdcp858/17998517.html

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 ④釣り方について
 
 タナゴの脈釣りは一見、渓流の脈釣りと似た感じもするが、釣り方はちょっと違う。

 まずは仕掛け投入し、底を取り、ハリスの長さ分だけ仕掛けを上げるイメージで錘を底から浮かせる。仕掛けは流れにナチュラルに流すのではなく、タナゴがいると思われるポイントに下ろし、その周りを探る感覚である。浮子では探れない速い流れの中やボサの中、障害物周りを探る感覚で釣る。脈釣りをしている人はほとんどいないので、竿抜けポイントのタナゴをわりと簡単に釣ることが出来る。

 脈釣りというと、手元にくる魚信であたりを取ると思う人が多いが、それでは合わせが遅い。基本的には目印の動きを見て取る。昔の本にはトンボの目印が回るということが書いてあったりするが、僕の経験上、目印が明確に回ったことは一度もない。(笑) 目印が横を向いたり、震えたり、横に動くような動きをしたら、それがあたりだ。目印の小さな変化を捉え、聞き合わせしていくのが釣果をのばすコツと言える。

 俺はタナゴの脈釣りを覚えてから、一年中、脈釣りをすることが多くなった。仕掛けの精度も上がり、今ではそもそもは脈釣りが向いていないと思われた止水域での小さなバラタナゴを釣ることもできるようになった。これほど脈釣りが楽しくなったのは、脈釣りには『釣れた』と言う感覚はほとんどなく、『釣った』感覚が大きいからである。(最初の動画では目印が左側にスライドするような動きが見える。)

*ご質問、お問合せはコメント欄、ゲストブックにお願いします。


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アカヒレタビラを釣りに行ってきた。

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 「師匠、いよいよ春になりましたね。僕も久しぶりにタナゴ釣りに行こうと思います。4月の○日あたり一緒に行きませんか?」

 俺は基本的に自由を愛する男だ。プライベートの俺は俺を何者にも縛らせない。なので、もちろん、自分の行動を制約する弟子という存在など、一度も取ったことはない。しかし、俺のことを勝手に『師匠』と呼ぶ男がいる。探偵ナイトスクープ西田局長の息子、西田浩行だ。

 西田浩行は打算的な男だ。このLINEの言葉は俺にタナゴが釣れる場所に釣れて行けということなのだ。そして、彼には俺に隠れ、『師匠』と呼ぶもう一人の男の存在がある。爆釣新撰組局長だ。局長と俺は十年来のお友達だ。『師匠』の件は当然、俺も耳にも入っている。そして、今回はドジョウおたくのカッシーを誘い、西田、局長、カッシー、俺と四人での釣行となった。

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 四人での釣行を決めてから、かなりの寒の戻りがきた。俺は西田に
「寒いから釣れないかもよ?」
と何回もLINEを送った。しかし、西田からの答えはいつも
「僕には○日しか時間がないんです。」
という返信の一点張りだった。新婚の西田はなんとか家庭と釣りのバランスを取ろうとしているらしかった。しかし、俺に言わせれば、こんなのは最初が肝心なのだ。(俺は新婚旅行もタナゴ釣り11泊の旅だったからね。:笑)こんな時は奥さんが何を言おうがタナゴ釣りに出なければならない。これではこの先もタナゴ釣りに出るのに、いちいち奥さんの顔色を窺うことになってしまう。今となっては家庭をまったく顧みない俺にとっては理解しがたいことだが、彼の必死の懇願にしょうがないので、付き合うことにした。

 当日は朝から雨だった。ちょうどいい。これで道路も釣り場も空いているだろう。俺は雨の日の釣行は嫌いではない。四人を乗せた『わが青春のアルカディアⅣ』は進路を北に向け、数時間で釣り場に着いた。雨は上がり、曇りになっていた。釣り場に着くなり、俺は開口一番、西田に言った。
「だから、言ったろ!」
俺たち四人の目の前には寒々しい姿の冬の小川が静かに流れていた。

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 俺はこの段階で今日の貧果を予想したが、とりあえずみんなで竿を出すことにした。俺は流れの中を脈釣りで探ることにした。しかし、俺の予想に反し、後ろで釣っていたカッシーがすぐに
「釣れました。」
とニヤニヤしながら、俺の目の前に釣れたアカヒレタビラをぶらぶらさせてきた。さらに、しばらくすると、離れたところにいた局長も
「いるのはアカヒレタビラだけですね。」
と言いながら戻ってきた。そして、西田までが俺の目の前でアカヒレタビラ♂を目の前でぶっこ抜いた。俺はかなり焦りだしたが、しばらくすると、俺にもやっとアタリが出だした。こうなれば、こっちのものだ。俺にもアカヒレタビラを釣れ始めた。釣れるアカヒレタビラの婚姻色はまだ五分咲き程度だった。ここではまだ春本番にまでは至っていないようだった。

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 「おなか空きましたね。」
西田は燃費の悪い男なのだ。とりあえず、アカヒレも釣れたので、西田の言う通り、昼食を取ることにした。いつもならご当地ラーメンに行くところなのだが、この近辺では茹ですぎ手打ちピロピロの麺にチキンラーメンそっくりの味のスープという不思議なラーメン屋さんしかないので、コンビニで済ますことにした。

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 コンビニの後は違う釣場にいってみることにした。俺はすでに脈釣りは堪能したので、止水域でシモリ釣りをしてみることにした。ここではよく見ると、小さなアカヒレの幼魚がたくさん泳いでいた。アカヒレ幼稚園は人を疑わないよゐこの集まる幼稚園だった。仕掛けを振り込めば、すぐにアタリが出る。俺はこういう状態を長く楽しめるS的心はあまり持ち合わせていない。

 「マタナゴだ!」
西田の声が聞こえた。俺が西田の声のする方へ振り返ったその時だ。ポチャンという水音が静寂の中に響いた。俺はいや~な予感がした。そして、やはり、その予感は的中した。俺のポケットにあったはずのスマホが清流の底に沈んでいる。俺は「西田のせいだ!」と頭に血が上りかけたが、0.5秒くらいで冷静で合理的ないつもの俺を取り戻した。そして、関釣具店で買った藻刈り鎌でスマホを川底から引き揚げた。俺はギャラクシーS5ACTIVEという防水仕様のスマホを使っている。サムスンの防水は堅牢だった。引き揚げられたスマホは無事にいつもの画面を映していた。

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 西田の声で気が付いた。そういえば、今日はまだマタナゴを釣っていない。俺はどちらかと言えば、今日はアカヒレをメインに考えていたので、マタナゴの釣場はまだ一か所も行っていなかった。そこで、アカヒレ釣りにはもう満足できたので、帰りがけの駄賃にマタナゴを釣ることにした。

 しかし、これはマタナゴを舐めすぎた都合のいい計画だった。マタナゴ釣場には到着したが、日が西に傾いた途端、辺りは寒くなってきた。俺は急いで、流れの中に脈釣りの仕掛けを投入したが、アタリは全くなかった。しばらくすると、小川に濁りが入りだした。これは釣れるシチュエーションだと思ったのもつかの間、川はドロドロに濁り始めた。何事かと上流を見ると、局長がガサガサをしていた。(笑)

 全体的に見れば、今日の釣りに満足は出来たので、この辺で上がることにした。しかし、今日はマタナゴを釣ったという点では西田が一番おいしい思いをした一日だった。俺は再び近いうちにマタナゴをメインに釣りに来ることをみんなに提案した。みんなも乗る気のようだった。俺はこの次来た時は西田の釣っているちょっと上流で局長と一緒にガサガサすることを密かに心の中で決めたのだった。

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アマーノ式ミニ合切箱

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「ドラえも~ん!旅行用のタナゴ釣りの道具箱が欲しいよ~。」
「いがぐりくん、ちょっと待っててね。」
俺のドラえもんことアマーノ氏に四次元ポケットはない。スクーターに飛び乗り、自宅へと向かって言った。

 30分後、アマーノ氏が再び現れた。そして、片手にはエアパッキンに包まれた小ぶりな箱を持っていた。
「いがぐりくん、これ!『アマーノ式ミニ合切箱』!!」
「えっ、いいんすか!?」
自分で要求しておきながらも、俺は型通りの「いいんすか?」という言葉が口から自然と発せられていた。(笑)

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 たて8cm×よこ28cm×高さ10cmほどの道具箱で水箱のように首に掛けて使う。

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 道具箱の中には仕掛け巻きやハリケースがあり、そのほかのスペースにはこまごまとした道具が収容できるスペースがある。

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 合切箱とは釣り道具の一切合切が入れられることから合切箱と呼ばれる。本物の合切箱には竿、水箱、仕掛けケース、鈎ケースを入れられるようになっている。俺の場合、水箱を魚を入れることはないので、水箱には仕掛けケース、鈎ケースを入れ、合切箱は車において(かさ張るからね。)釣り歩くことが多い。このスタイルも悪くはないのだが、これでは竿を何本か持ち歩くことが出来ない。世間でミニ合切箱と銘打ったものもあるが、俺の水箱的なものがほとんどだ。しかし、アマーノ式ミニ合切箱が優れたところは箱の引き出しに竿を数本入れられることだ。これなら、この箱一つを持っていけば、十分にタナゴ釣りを楽しむことが可能だ。

 アマーノ式合切箱はかなりコンパクトなサイズだ。旅行バックに忍ばせ、旅行中(出張中?:笑)いいとこを見つけたら、すぐに竿を出してみるというとった使い方が正しい使い方だと思われる。


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