「タナゴの脈釣り教えて下さいよ。」
そうだ、のぶおとの約束を忘れてた。(笑) 先週は渓流タナゴ釣りを満喫したが、本来の予定ではのぶおと行くことになっていたので、こちらも計画通りに釣行することにして、連チャンで渓流タナゴ釣りだ。今回は少し探索もしたかったので、車はのぶおのパジェロミニを出してもらった。
この日はボウズの予感は全くなかったが、最初に手堅く釣っておきたい。そこでまずは先週のポイントに行ってみた。そして、アヅマ式の脈釣りで釣り開始早々、数秒でアカヒレタビラを釣り上げた。のぶおにまざまざと脈釣りの威力を見せ付ける。
写真の男はサイババではなく、のぶおだ。俺はのぶおに言った。
「まず、のぶおの脈釣りを見せてくれ。」
仕掛けは以前に渡したりしてるので、そちらの不備はなさそうだ。俺のとなりで釣り始めるのぶお。ここのポイントはタナゴはポツポツしか釣れないが、カワムツはほぼ入れ食いで釣れてくる。しかし、のぶおにはカワムツすら釣れてこない。俺にはすぐにのぶお式脈釣りの弱点は見えた。
「水の中でエサが鈎からすぐに落ちている。」
俺はのぶおに指摘した。俺の脈釣りでは玉虫をメインに黄身練りと赤虫をエサとして使っている。この時点で俺ものぶおも黄身練りを使っていた。
「そのエサどうした?」
「先週のなんですけど、あっ、ちゃんと冷蔵庫に入れておきました。」
「そんなのダメだ、全部捨てろ!」
黄身練りは俺の作ったものに換えさせた。
「竿の持ち方が悪い。」
これは脈釣りに限ったことではないのかもしれないが、のぶおの竿の持ち方が悪い。
「小指が立ってるんだよ!気持ち悪い!」
「いや、これはくせというか・・・。」
ともかく、のぶおのおネエ風の竿の持ち方を矯正した。
のぶおにもカワムツが釣れだした。これでタナゴを釣るのは時間の問題だ。ここはとにかくカワムツが多い。カワムツを十匹以上釣って、タナゴが一匹釣れるような感覚だ。
のぶおにもようやく♀だが、アカヒレタビラが釣れた。脈釣りの要領は掴みつつあるようだ。釣れてくるのは全体的に♀が多い。♂を釣るのは一苦労だ。しかし、釣れた瞬間の婚姻色は素晴らしい。これはと思う♂の個体をデジタルキープしていく。
ある程度のタナゴは釣れたので、今度はポイントの開拓だ。こういう時にのぶおの車が役に立つ。川のすぐそばまで車で入って行ける。
何か所か周ってみたが、あんまりこれと言っていい場所はなかった。しかし、その間にのぶおも大きなアカヒレタビラの♂を釣って満足したようだった。この日はどこに行ってもマタナゴ♂が釣れていなかったので、帰りがけにマタナゴが釣れるポイントに寄って行こうということになった。
そう、そして俺は結果をちゃんと出す男だ。ここでもわりと簡単にマタナゴ♂を釣り上げた。
さらに次の一匹を狙う俺の背後にのぶおが立っていた。
「ふっ、すべり台やろっか。」
またこれか!(笑) そして、お約束どおり、足元がくずれ、俺は小川の中にすべり落ち、両足が膝上までビチャビチャだ。今回のウォータースライダーのダメージはかなり大きかったので、俺は釣りの継続を断念した。
ジーンズとブーツを脱ぎ、のぶおの車に乗り込む俺。下半身はパンツ一枚なので、なにかを持つ時に小指を立てるのぶおの性癖が気になってしょうがなかった。
↑↑↑
いつもご訪問ありがとうございます。
ブログ村に参加してます。
バナーをポチッとしてくれるとうれしいです。
↑↑↑
スマホ・ケータイの方はこちらをポチッお願いします。