Quantcast
Channel: 実釣派!極楽タナゴ生活。
Viewing all 311 articles
Browse latest View live

タナゴ釣り教室

$
0
0
イメージ 1

 「この前、友達のSGと竹ぞうさんに行ってきたんだ。」
なにやら、SGくんがタナゴ釣りをはじめとする小物釣りに興味を持っているらしい。そこで、SGくんと弟を誘い、近場のポイントでタナゴ釣りのさわりをレクチャーすることにした。

 この前日、俺はアマーノ氏と一緒だったので、この話をすると、アマーノ氏はなんと、仕掛けと和竿までSGくんにくれた。SGくんは一回目のタナゴ釣りから和竿を使うことになった。


イメージ 2

 途中でラーメンを食べたり、ゆっくりとしたペースで釣場に着くと、なんだか見たことのある人たちが。ご近所の公園の釣り仲間である超熟女派ひでさんとAB子さんとチェリーさんだった。

 「どうしたの?」
三人は俺に声を掛けてきた。俺はかくかくしかじかと状況を説明すると、チェリーさんがあそこなら束釣りだとさらに細かいポイントを教えてた。弟とSGくんはそこで竿を出すことにした。

「それにしても君はいい竿を使ってるね。」
「おっ、その浮子は○○さんの浮子か!いい仕掛け持ってるね。」
おやじ三人組は弟とSGくんに容赦なくプレッシャー掛けまくりだ。(笑)

イメージ 3

 束釣りポイントというのは少し盛り気味であったが、良いポイントに入れてもらえたおかげで、弟もSGくんもすぐにツ抜けできた。バラタナゴの♂が釣れると歓声をあげる二人。

 これはのどかでなかなかいい釣りができたと思い、俺もポツリポツリとバラタナゴを釣っていたが、いきなり弟の悲鳴が聞こえた。弟は川にはなり、ひざまで泥に埋まっていた。SGくんの助けでなんとか泥の中から足を抜くことができたが、泥の中でクツが脱げ、ナイキの方っぽは泥の中に行方不明になった。弟のクツがなったので帰ることになってしまった俺たち三人。クツがなくなったから家に帰るって理由は小学生以来、ここ30年以上なかったことなので、なかなか新鮮に思えた。(笑)クツを失くしたことで弟は俺たちのママには今は叱られなくなったかもしれないが、嫁さんにはしっかり叱られたと思う。

イメージ 4

↑↑↑
いつも当ブログに訪問頂きまして、ありがとうございます。
タナゴ釣りブログ村に参加してます。
バナーをポチっとして頂けると、うれしいです。

↑↑↑
スマホ・ケータイの方はこちらをポチッとお願いします。


鱮國(前編:ヤリタナゴ釣り)

$
0
0
イメージ 1

 国境の長いトンネルを抜けると鱮國であった。夜の底が白くなった。S.A.に車が止まった。助手席からマシン1号が立って来て、いがぐりの前のガラス窓を開けた。鱮の香気が流れこんだ。

 俺はヤリタナゴが好きだと仲間たちに公言している。タナゴストロングマシン1号ととしぼーさんが国境を越えたあちらがわには素晴らしいヤリタナゴの國があると俺をそそのかし、俺たち三人はある週末に国境の長いトンネルを抜けることとなった。

イメージ 2

 俺にとっては十数年ぶりの越山(逆越山?)であった。俺たちを乗せた車はとある小川の目の前に横付けされた。小川の中には上から見てもヤリタナゴとはっきり分かる魚影を確認することができた。

イメージ 3

 俺は竿富のくじらっぽ四尺のタナゴ竿を継いだ。そして、タナゴ釣り伝統のアヅマ式錘を使った脈釣り仕掛けを穂先に結んだ。この脈釣り仕掛けは鮎用の金属糸にアマーノ氏作の方位磁針式目印を付けている。金属糸と目印の相性がいいのか、この仕掛けはタナゴが鈎先を咥えると、おもしろいほど目印がくるくる回りだす。

 小川に流す俺の仕掛けはずっと目印がくるくる回っていた。この小川には一体何匹のヤリタナゴがいるのかが分からない。俺の目印はくるくる回り続け、そして、俺はヤリタナゴを釣り続けた。

イメージ 4

 俺がヤリタナゴをひたすら釣り続けていると、小川の中に他のヤリタナゴより少し黄色掛って見えるヤリタナゴがふらつき始めた。俺は脈釣り仕掛けでそいつの目の前にエサを送りこんだ。こいつはまったくスレていない素直なタナゴだった。目の前にいきなり現れた黄身練りをなんの疑いもなく、一発でくわえ込んだ。目印がくるくる回った。合わせなどいらない。鋭利な研ぎ鈎とくじらっぽがタナゴを鈎掛かりさせてしまう。

イメージ 5

 俺の手元に収まったのは透明鱗のヤリタナゴ♀だった。透明鱗のタナゴを釣ったことは何回かあるが、ヤリタナゴの透明鱗を釣ったのは初めてであった。透明鱗の出現率は数千匹に一匹だとなにかの本で読んだことがあった。(?)そして、タナゴストロングマシン1号ととしぼーさんが俺をそそのかしたことだけはある。ここは紛れもなく、無数のヤリタナゴが生息する『ヤリタナゴの國』なのであった。

つづく(笑)

イメージ 4

↑↑↑
いつも当ブログに訪問頂きまして、ありがとうございます。
タナゴ釣りブログ村に参加してます。
バナーをポチっとして頂けると、うれしいです。

↑↑↑
スマホ・ケータイの方はこちらをポチッとお願いします。



がんばれ!熊本!!

$
0
0
イメージ 1

 福岡に住んでいた時、毎週のように通った街「熊本」。

イメージ 2

今でもたくさんの飲み友達が住んでいる街「熊本」。

イメージ 3

そして、美しい田園風景の中で釣りを楽しんだ「熊本」。

熊本の人たちに心よりお見舞い申し上げます。
一日でも早い事態の収束と熊本の復興を切に願っております。

がんばれ熊本!!


鱮國(後編:アカヒレタビラ釣り)

$
0
0
イメージ 1

 俺は食べ物に関しては大食漢でジャイアン的な体格をしているが、タナゴ釣りに関しては外見に反して、大食漢ではない。この日はすでに透明鱗ヤリタナゴを釣ったし、その後も適当なペースでヤリタナゴを釣り続けていたので、ヤリフェチ(?)な俺でもすでに飽食状態であった。周囲をふらふらしてみたが、釣れるのはやっぱりヤリタナゴだけだ。マシン1号ととしぼーさんはねちっこい性格なので(笑)、まだ釣りを続けていたが、移動を提案した。


イメージ 2

 二人も少々ヤリタナゴを釣り飽きたようなので、他のタナゴを釣ろうと、またもや車に乗り込み、一時間近くかけ、釣場を移動した。

 到着した釣場はなんだか釣れる気がしないようなところだったが、マシン1号が竿を出すと、すぐにアカヒレタビラが釣れてきた。

イメージ 3

 それを見た俺もすぐさま竿を出してみた。そして、アカヒレタビラはやっぱりすぐに釣れた。その後もぽつぽつと飽きないペースでアカヒレが釣れる。しかし、俺はアカヒレにそれほどの興味はないのだ。

イメージ 4

 アカヒレを我慢して釣っていると、タイリクバラも混じって釣れはじめた。アカヒレもタイバラもまだ最高潮の婚姻色ではないようだ。

 そして、俺はとうとう騒ぎ始めた。
「お腹が減った!」
俺はタナゴ釣りについては大食漢ではないが、こと食べ物については正真正銘の大食漢なのだ。俺はヤリやアカヒレやタイバラはすでにどうでもよくなり、ご当地ラーメンを一刻でも早く食べたくてしょうがなくなった。

イメージ 5

 ラーメンを食べながらのミーティングで次は四種のタナゴが釣れるマルチポイントに向かうことにした。マルチポイントはなんていうことのない小川だった。しかし、川をのぞくと、多くの魚が右に行ったり、左に行ったりしているのが見える!あれ、全部タナゴか!?

イメージ 6

 こうなると、俺も興奮状態で竿を出してみた。すぐに釣れ続いたのはカネヒラだった。八尺のフナ竿で対岸の護岸際を狙うと次々にカネヒラが釣れてきた。

イメージ 7

 たまにタイリクバラも釣れてくる。数匹釣れてきたが、どいつもなかなかのサイズでこれもおもしろい。

イメージ 8

 そして、アカヒレタビラも釣れた。さっき釣ったアカヒレよりもずいぶんスレンダーだ。やっぱり同じ県内でも水系がちがうと、地域個体群の特色もずいぶんとちがうことが分かる。

 マシン1号ととしぼーさんはここでは四種のタナゴが釣れると言っていた。しかし、なぜか俺にはまだヤリタナゴが釣れてこない。俺はヤリタナゴを求めて、ひたすらタナゴを釣り続けた。
「機械のように釣っている・・・。」
となりでマシン1号がつぶやいた。いかん!俺もタナゴストロングマシンになってしまうところだった。(笑)

イメージ 9

 そして、心を取り戻した俺にもヤリタナゴがやっと釣れた。思惑通りタナゴ四種達成だ。

 一日、タナゴ釣りを堪能した俺たちは『鱮國』を後にした。車を東京に向けて走らせた。そして、再び国境の長いトンネルを抜けると、そこは『日常』であった。

イメージ 4

↑↑↑
いつも当ブログに訪問頂きまして、ありがとうございます。
タナゴ釣りブログ村に参加してます。
バナーをポチっとして頂けると、うれしいです。

↑↑↑
スマホ・ケータイの方はこちらをポチッとお願いします。


G.W.のタナゴ釣り(その一)

$
0
0
イメージ 1

 俺は10連休のスーパーG.W.を計画していたが、やっぱりそれは無理だった。(笑)とはいっても、暦どおりの休みは取れることになったので、もちろんタナゴ釣りに行きたくなった。俺はストロングマシン1号に連絡を取った。
「としぼーさんからも連絡ありました。」
そうだ、やっぱりタナゴ釣りに行きたいのは俺だけじゃないのだ。マシン1号の休みに合わせて、俺たちはそれぞれの幸せを探しにタナゴ釣りに行くことになった。


イメージ 2

 俺たちが車で向かったのは先月末に訪れた釣場だ。その時はまだ肌寒かったので、そろそろタナゴの色も着いているんではないかという都合のいい期待を抱いていたが、もちろん、それはすぐに打ち砕かれた。現地は寒かった。通りすがりの現地の人が教えてくれた。
「昨日、山の方は雪が降ったってよ。」
俺は出かけるまでTシャツ+短パンで出かけようが、今回、長袖はもちろん、フリースまで着てきたことで命びろいしたことを悟った。(笑)

 釣りを始めた俺たちはさっきのおじちゃんの言葉がうそではないことを実感した。魚の気配はあるが、どこをどう流してもこのポイントではカワムツすら口を使ってくれなかった。

 ポイントを何か所か周った後だった。俺が以前よく立ち寄ったポイントの近くを通った。俺はいつもラーメン屋さんに行くことは主張するが、ポイントを主張することはほとんどない。この時はなぜかちょっとこのポイントに行きたくなり、
「ちょっとあそこで釣っていかない?」
と二人に声を掛けた。

イメージ 3

 俺は六尺の竿に脈釣りの仕掛けで堰堤したを探ってみた。すぐにカワムツが入れ掛りとなった。今までカワムツすら釣れなかったので、ここは釣れると確信した。そして、目印が横に流れ、合わせを入れた。水中に青く平たい魚体が見えた。アカヒレタビラだ。

 俺がアカヒレを釣ったので、二人もここで釣り始めた。なんだかんだで、結局は午前中早い時間でタナゴが釣れはじめたので、心に余裕が出来た。こうなると、魚は釣れはじめるもんだ。

 しかし、タナゴは釣れたが、俺にはアカヒレしか釣れなかった。一つの欲が満たされれば、人間は次の欲を満たそうとする。
「ハトぽっぽのマタナゴが釣りたい!」
俺はタナゴ煩悩の塊りとなった。俺がうるさく言いはじめたので、このポイントの釣りは切り上げ、次のポイントに向かうことにした。

イメージ 4

 小川に車をつけた。俺たちは上流から下流に向かい、俺⇒としぼーさん⇒マシン1号という順番で釣り始めた。釣り始めるとほぼ同時に小川に濁りが入り始めた。チャンスだ。
「きた~っ!まっくろクロスケだぁ~!!」
としぼーさんの声が響いてきた。としぼーさんの方を見ると、たしかに立派なマタナゴをぶら下げている。でも、俺は自分の釣り集中しようとした。
「きた~っ!またもやまっくろクロスケだぁ~!!」
再びとしぼーさんの声が響いた。俺は我慢しきれなくなり、
「すみません、そこで釣らせてもらえませんか?」
ととしぼーさんに頼み込んだ。

イメージ 5

 としぼーさんの横に割り込み脈釣りの仕掛けを流れに入れた。いきなり強烈なアタリがあり、合わせを入れるとなかなかの引きだ。これは!?と思ったが、上がってきたのはドジョウだった。

イメージ 6

 その後、俺にもマタナゴが釣れたが、たしかに黒っぽいことは黒っぽいが、としぼーさんが釣ったヤツとは大きさが決定的に違う。なんだか満足しきれない。俺は今度はサイズアップを二人に要求しだし、他のポイントに向かうなった。やっぱり俺はタナゴ煩悩の塊りとだった。

イメージ 7

 前回、今度は大きなマタナゴが釣れたポイントに行ってみた。行ってそうそう、俺はいいペースでマタナゴを釣り始めた。しかし、ここでは大きさに満足はいっても色には満足はいかなかった。大きさも色も俺を満足させるマタナゴはいないのか?俺は完全にタナゴ煩悩の塊りだった。

 俺たちは大きさも色も満足させてくれるタナゴを求めて、再びさすらうことになった。そして、俺はこの時点で気がついてはいなかったが、タナゴストロングマシン1号の心の中は大きな変化が起きつつあった。

(かなり長くなったので、つづきにします:笑)

イメージ 4

↑↑↑
いつも当ブログに訪問頂きまして、ありがとうございます。
タナゴ釣りブログ村に参加してます。
バナーをポチっとして頂けると、うれしいです。

↑↑↑
スマホ・ケータイの方はこちらをポチッとお願いします。




 

G.W.のタナゴ釣り(その二:色つき編)

$
0
0
イメージ 1

 この日はこのこの時までにアカヒレタビラやマタナゴをかなり釣り上げた。釣った数や大きさには満足したが、まだ腹黒いヤツやハトポッポのようなとぼけた顔をしたヤツには出会えていなかった。

イメージ 2

 このポイントはマタナゴがどんどん釣れるので、しばらくここで釣ってみたが、でかいことはでかいが、俺を満足させる色っぽいマタナゴは釣れてこなかった。

 俺はランチを兼ねた移動(?)を提案した。いつもなら、ここでご当地ラーメンを食べると騒ぎだすパターンだが、この日はやめておいた。この近所に美味しいラーメン屋さんはないことをすでに何軒かで食べてリサーチ済みだったからだ。コンビニに寄り、お昼を買い込み移動しながらの食事となった。

イメージ 3

 向かったのは渓流タナゴ釣場だ。俺の経験によると、なぜだか渓流のタナゴは婚姻色が見事なことが多い。日々、激流と戦っている男らしいタナゴたちだからだろう。

イメージ 4

 そして、この俺の読みは外れていなかった。一発目からサイズは小柄ながら真っ黒なハトポッポが釣れた。

イメージ 5

 続けて、これまた見事に色の出たアカヒレタビラを釣り上げた。その後も川の中にある岩の周りを脈釣りで流すと、すぐにタナゴが食ってくる。この日は8尺の竿を使っての脈釣りだ。これじゃ、渓流の脈釣りと少し仕掛けが違うだけでほとんど見た目も釣り方も変わらない。

イメージ 6

 流れの中をよく見ていると、岩の下あたりに白いものが見える。俺はその目の前に脈釣りの仕掛けを誘導した。白いものは少し動いたように見えたと同時に目印が動いた。魚信が手に伝わった。ハトポッポマタナゴだ。俺は今日イチのタナゴを釣り上げ満足したので、これで納竿した。

イメージ 7

 としぼーさんもなかなかいい釣りができたので、俺と一緒に竿をしまった。しかし、一人だけもんもんと不完全燃焼の男がいた。タナゴストロングマシン1号だ。(←ボーズではないよ。:笑)

 としぼーさんも俺もなんとかマシン1号に納得の一匹を釣ってほしいと思い、その後もポイント移動を繰り返した。そして、マシン1号が納得の一匹を手にしたのは俺のカメラのオートフラッシュが光るような時間になってからだった。あいかわらず、タナゴストロングマシンは1号、2号ともに夜型タナゴ釣り(?)なのだった。

イメージ 4

↑↑↑
いつも当ブログに訪問頂きまして、ありがとうございます。
タナゴ釣りブログ村に参加してます。
バナーをポチっとして頂けると、うれしいです。

↑↑↑
スマホ・ケータイの方はこちらをポチッとお願いします。



G.W.のタナゴ釣り(その三:わりと近場編)

$
0
0
イメージ 1

 G.W.のタナゴ釣り目標であった「ハトポッポ」も「色つき」釣ったので、俺のタナゴ熱もしばらく小康状態になるかと思ったが、晴れた休みの日にはやっぱりタナゴ釣りに行きたくなってしまう。そこで、家もご近所のアマーノ氏を誘い、近場にちょい釣りに出ることにした。


イメージ 2

 向かったのは自宅から車で一時間で行ける釣場だ。これが東京近郊かと思うぐらい、相変わらず環境は抜群にいい。俺は長竿を取り出し、対岸すれすれを流し始めた。まだ浮子下も合わせていなかったが、浮子が沈んだ。根掛かりかと思ったが、竿を上げると、魚信が伝わってきた。

イメージ 3

 ヤリタナゴ♀だ。一投目から釣れるとはかなり幸先がいい。そして、さらにまた同じ流れをトレースしてみると、再びヤリタナゴ♀が釣れた。さらにもう一匹ヤリタナゴ♀を追加し、今日はヤリタナゴ束釣りか!?と思ったが、やはりそれほどことがうまく運ぶほどは世の中甘くないのだ。その後、アタリはぴたりと止まった。アマーノ氏も釣れていないようだ。

イメージ 4

 そのポイントに見切りをつけ、周囲を歩き回ってみた。俺ははば50センチほどの小さな水路を覗き込んでみると、なんと魚が群れている。流れがあるので、脈釣りの仕掛けを深場のピンスポット落としてみた。またもや一撃でアタリがあり、合わせてみると、これまたヤリタナゴ♀だった。

 そして、ここでもまたヤリタナゴ♀はさらに釣れた。産卵前の♀の荒食いということもあるのだろうが、今日はとにかく♀にはもてもてだ。でも、俺はもともと腹黒い♂を探しているのだ。すでに孕んだ♀どもにまったく用はない。(笑)

イメージ 5

 いくら釣っても♀なので、ヤリタナゴ♂は諦め、場所を移動し、バラタナゴを釣ることにした。アマーノ氏と冬の間から目をつけていたポイントに仕掛けをおろしてみた。

イメージ 6

 入れ食いだ。アマーノ氏もがんがん釣っている。エサが落ち切る前に中層で食ってきたり、食い上げしてきたりともっとも活性の高い状態だ。少し深い方を釣ってみるとフナも入れ食いなので、上の方を釣ることにした。

イメージ 7

 最初の場所でバラタナゴの入れ食いを適当に楽しめたので、周囲を歩きながら、探り釣りをしてみることにした。やはりどの場所でも適当に釣れはするが、木の杭があり、その間に仕掛けを落としてみた。シモっていた仕掛けが横に持ってかれた。合わせを入れると赤い魚体が翻るのが見えた。サイズのいいバラ♂が釣れた。うむ、この釣場は目をつけていただけあってこれからしばらく楽しめそうだ。

 今年のG.W.は休みが三部構成になっている。最後の土日はこのままだとまたタナゴ釣りか!?


イメージ 4

↑↑↑
いつも当ブログに訪問頂きまして、ありがとうございます。
タナゴ釣りブログ村に参加してます。
バナーをポチっとして頂けると、うれしいです。

↑↑↑
スマホ・ケータイの方はこちらをポチッとお願いします。

G.W.のタナゴ釣り(その四:デジャヴ編)

$
0
0
イメージ 1

 G.W.も残り少なくなったが、まだ俺はタナゴを釣り足りなかった。そこで仲間たちに釣りに行かないかと声を掛けてみたが、なんだかみんな釣れない返事がかえってきた。かと言って、最近の俺は一人で出かけるまでのやる気がない。釣りたいけど、一人じゃ行きたくない。というなんだかこまったちゃん状態なのだ。

 しかし、俺はいい方法を考えた。最近のもう一つの趣味である「ラーメン食べ歩き」と「タナゴ釣り」をダブルヘッダーにすることだ。このアイデアはいきなり俺のモチベーションを上げた。


イメージ 2

 俺はこの日、有名ラーメン店の開店時間に合わせ、家をゆっくりと出た。車で一時間ちょいのところにある有名ラーメン店の美味しいラーメンを堪能した後、お昼頃、このお店の近くの釣場に到着した。実はここ、この前来た釣場と同じところなのであった。

イメージ 3

 俺はこの前と同じポイントでヤリタナゴを狙いはじめた。先週と同じように仕掛けを流していくと、数投目にアタリがあった。そして、俺の手元に入ってきたのはヤリタナゴ♀だった。そして、その後に釣れたのもヤリタナゴ♀だった。俺はヤリタナゴ♀を3匹釣ったところでヤリタナゴ♂は諦め、次のポイントに向かうことにした。

イメージ 4

 先週バラタナゴを釣ったポイントにやってきた。ここは先週同様、やっぱり入れぐいでバラタナゴが釣れた。

イメージ 5

 数をある程度釣ると、大きくてきれいな♂を釣り求めるのも先日と同じだった。歩き回りながら、探り釣りをしていくと、どこでもポツポツとつれるのも、また先日と同じだった。

イメージ 6

 そして、たどり着いたのも先日と同じ木の杭だった。その間近に仕掛けを落としてみた。シモっていた仕掛けが横に持ってかれた。合わせを入れると赤い魚体が翻るのが見えた。サイズのいいバラ♂がやっぱり釣れた。(笑)

 今回もバラタナゴの数釣りもできたし、いいバラ♂も釣れた。しかし、なにか物足りない。やっぱりヤリ♂を釣っていないからだ。近々、色バリのヤリタナゴ♂を釣り上げることにした。

(今回の釣り全体がデジャヴ的ですが、前回の写真の使い回しは一切してません。:笑)

イメージ 4

↑↑↑
いつも当ブログに訪問頂きまして、ありがとうございます。
タナゴ釣りブログ村に参加してます。
バナーをポチっとして頂けると、うれしいです。

↑↑↑
スマホ・ケータイの方はこちらをポチッとお願いします。



新タナゴ水槽

$
0
0
イメージ 1
 
 俺は海水魚の採集をし、飼育するという趣味を持っていた。この趣味はすごく楽しい趣味なのだが、海水魚の飼育は非常に難しい。忙しい時期があったりしてメンテナンスを怠ると、魚は死んでしまう。俺はメンテナンスが十分できない時期に豆チョウと呼ばれる大きさから数年掛かって大きくした愛魚たちを友人に引き取ってもらうことにした。

 部屋に鎮座している90㎝水槽は半年ばかり空だったが、またも俺は水槽に魚を入れたくなってきた。海水魚はメンテナンスが難しいが、淡水魚はすごく簡単だ。そして、それから数カ月を掛け、90㎝オーバーフローの水槽システムを淡水魚用に組み直し、タナゴを中心とした水槽を立ち上げることとした。

イメージ 2
before (海水)
イメージ 6
after(淡水 さり気に照明をLED化してたりする。)

イメージ 5

イメージ 4

イメージ 7

イメージ 3

【タンクメイト】
イチモンジタナゴ シロヒレタビラ ヤリタナゴ カワバタモロコ イトモロコ ムギツク ゼゼラ スジシマドジョウ ヨシノボリ
(このブログではタナゴネタがほとんどですが、実は日本産淡水魚全般に興味があったりします。)
 
 俺の子供の頃、うちの濡れ縁に底面ろ過を効かせたステンレス枠の90㎝水槽があった。その頃の俺は小物釣りで釣ったフナ、クチボソ、ヤマベ、タナゴなんかをその水槽に入れては、釣果を横から眺めて、悦に入っていたのだった。それからいろいろな水槽を立ち上げたが、あの水槽ほど、俺の胸を躍らせた水槽はなかったことに気が付いた。
 今回はその『ごった煮水槽』を大人チックに再現しようと思った。立ち上げた水槽は田砂を薄く敷き、流木と石組み、バリスネリアで簡単にレイアウトしてみた。バリスネリアが伸びれば、水景の雰囲気はさらによくなるだろう。

 飼育魚は自分で以前に釣った魚や友人におねだりした魚や友人の水槽から失敬(ぬすんだ?:笑)魚たちだ。昔と同じように何でもかんでも入れてしまう水槽は今でも楽しそうだが、さすがに大人げがない(?)と思ったので、『西日本産淡水魚ごった煮水槽』というテーマで多少は大人らしく格好つけることにした。(実は水槽のヤリタナゴは東日本産:笑)

 過密にならないようにもう少し魚を増やすつもりだ。ドジョウやヨシノボリのバリエーションを集めていくのもおもしろそうだなぁ。

イメージ 5
↑↑↑
いつも遊びに来てくれて、ありがとうございます。
ブログ村に参加してます。バナーをポチッとしてくれるとうれしいです。

スマホ・ケイタイの方はこちらをポチッとお願いします。

ヤリタナゴ釣りの一日

$
0
0
イメージ 1

 タナゴの色づく季節となったが、未だに俺は腹黒ヤリタナゴを一匹も釣っていなかった。俺は某氏にtelしてみた。
「あのヤリタナゴの釣場どうよ?」
「釣れてねぇっすよ。」
俺は幼少の頃より『へそ曲がり』とか『あまのじゃく』とか『ちょっかい出し夫くん』(?)とか呼ばれた男だ。この一言で俺はそのポイントに行ってみることにした。釣れる気がしたからだ。

 そして、今回、俺と一緒に釣りに行くことになったのは俺と同生年月日に同じ血液型のアマーノ氏だ。もちろん、この人も周りから『へそ曲がり』と呼ばれているに違いない。

イメージ 2


 俺が「釣れない」という仲間の忠告を無視して「釣れない釣場」に向かったのはわけがある。俺とアマーノ氏は野釣りでは基本的に脈釣りでタナゴを釣る。脈釣りだと浮子釣りの竿抜けポイントをねちっこく攻められる。浮子で釣れなくても脈で釣れることは多々あるからだ。

イメージ 3

 釣場に着くなり、思い思いのポイントを脈釣りで探ってみた。そして、俺の読みは当たった。いきなり入れ食いポイントを発見だ。OBJ90にも聞いたことがあるがタイム釣りという釣り方がある。脈釣りで1、2の3のリズムで聞き合わせを入れる釣り方だ。魚が多く、食い気が立っているとこれではこの釣り方はなかなか有効だ。ここでのタイム釣りでは聞き合わせの半分くらいの確立でヤリタナゴが掛ってきた。

イメージ 4

 釣れるのは小さなヤリタナゴが多かったが、かなりの数を釣ってた仲にはちょっと腹黒いヤツも釣れてきた。この釣場の県民性ではこの程度の腹黒さが限界らしい。(笑)

イメージ 5

 とりあえず、最初の釣場で十分に満足した俺たちは他の釣場も周ってみることにした。次の釣場では川をのぞくと底を泳ぐタナゴがかすかに見えた。俺の目は魚探以上に魚を探すことには敏感だ。俺はこの泳いでいるタナゴたちの鼻っ面に脈釣りの仕掛けを送り込んだ。

イメージ 6

 思った通り、ここでもヤリタナゴが釣れた。やつらはまだ俺に気がついてはいないようだ。俺は群れのうしろにいるヤツから順番に釣り上げていった。

 俺が夢中で釣りをしていると、現地の人がおれを見つけて話しかけてきた。ご本人もタナゴ釣りをされるということで、少しの間、釣りをしながらの会話を楽しんだ。すると、さらに数キロ先の川でもタナゴが釣れるということを教えてくれた。

イメージ 7

 その川へも行ってみた。なるほど、川の中に水草が茂り、なかなか雰囲気のいい川だ。俺とアマーノ氏は水草の隙間を脈釣りで探り始めた。

イメージ 8

 やっぱ釣れた!ここでも水草の間からヤリタナゴが飛び出してくる。ここでは数人の人が釣りをしているが、みんな浮子釣りなので、こういうところまでは探りきれないんだろう。水草の隙間を探し、探り釣りをすると、ぽつぽつとヤリタナゴが釣れてきた。

イメージ 9

 しかもなんだかサイズのでかいヤツが混じる。水草がらみで流れがはやいところには大きなヤリタナゴが潜んでいるようだ。俺は早い流れの水草の中に脈釣りの仕掛けを通していった。

イメージ 10

 水草の間で止まった仕掛けから手元に魚信を感じた。軽く聞きあわせると、水の中に赤いヒレが見えた。大きなヤリタナゴ♂だった。

 この日は大小様々なサイズのヤリタナゴを数多く釣ることができた。腹黒いヤツがいたり、まあまあのサイズもいたりと満足が行く釣行となった。しかし、なぜだかバラタナゴが一匹も掛らなかった。バラタナゴは移入種だから、これは環境がいいことと言えば、まあそうなのかも知れないが、なんだかちょっとした寂しさもある。

 人間は本来、自分勝手で、ないものねだりをする動物なのだ。次回はまたもやバラタナゴ釣りをしたくなってきた。(笑)


イメージ 4

↑↑↑
いつも当ブログに訪問頂きまして、ありがとうございます。
タナゴ釣りブログ村に参加してます。
バナーをポチっとして頂けると、うれしいです。

↑↑↑
スマホ・ケータイの方はこちらをポチッとお願いします。



 

馬井助

$
0
0
イメージ 1

『馬井助うき』は初代馬井助こと菅原寅次郎が京都で床屋と新内節の師匠の傍ら、小間商いとして浮きを作ったことから始まる。初代は新内節の芸名を「鶴賀馬井助」といい、この名が『馬井助うき』の由来という。また、それまでは「寝うき」がうきの主流であったが、初代馬井助が「立ちうき」を広めたといわれている。そして、初代馬井助の次男、菅原与一は父が亡くなった昭和6年に26歳で浮き職人となった。彼こそが『二代目馬井助』である。二代目馬井助と呼ばれる彼の作品は個性豊かな形状と研ぎ出し仕上げなど本格的な美しい漆塗りで関西だけではなく、関東でも注目され、「うき」を芸術の域にまで高めていった。現存する『馬井助うき』のほとんどはこの二代目馬井助の作品であると思われる。

 ずっと憧れであった釣具の至宝『馬井助うき』を手に入れた。馬井助うきはすでに半世紀前のもので、現存するものも数が限られる上、類似品も多数あり、例え、『馬井助うき』といわれるものに出会えても、僕のように知識のない人には手の出せないものとなっている。
   
 今回は幸運なことに老舗釣具店で三本購入することができた。手にした『馬井助うき』はものとしての質感がすばらしく、眺めていると、馬井助うきとともに流れた時間の香りがほのかに漂うのを感じられた。

     参考/「釣り具ciassicoモノ語り:竹竿とともに時を刻む道具たち 葛美一美 著


イメージ 4

↑↑↑
いつも当ブログに訪問頂きまして、ありがとうございます。
タナゴ釣りブログ村に参加してます。
バナーをポチっとして頂けると、うれしいです。

↑↑↑
スマホ・ケータイの方はこちらをポチッとお願いします。

エビ竿

$
0
0
イメージ 1

 江戸前の釣りでは季節のよって釣りものが変わるが、そろそろ初夏といえるこの季節の釣りものはテナガエビとなる。
 江戸の和竿は釣りものによりかなり細分化され、フナ竿、ハゼ竿、タナゴ竿があるようにエビ竿も存在する。

イメージ 2

  昨年のことになるが、エビ竿を「いいんすか!?」した。ちょっと調べてみると、東作一門の「東俊」さんの作でなかなかの和竿らしいことが分かった。軽く「いいんすか!?」してきたが、どうやらそういうレベルの代物ではなかったようだ。

 しかし、どんないいものでも釣竿は使わなければ意味がない。今年もテナガエビの時期が来たので、今年こそはこのエビ竿を楽しんでみたいと思う。

イメージ 5
↑↑↑
いつも当ブログに訪問頂きまして、ありがとうございます。
小物釣りブログ村に参加してます。
バナーをポチっとして頂けると、うれしいです。
宜しくお願いします。

↑↑↑
スマホ・ケータイの方はこちらをポチッとお願いします。


テナガエビ釣りシーズン開幕!

$
0
0
イメージ 1

 エビマスターから連絡が入った。
「例の場所でテナガエビが釣れ始めてますよ。」
このところ、タナゴ釣りはなかなかの釣果で満足してるし(あきた?:笑)、東俊のエビ竿の釣り味も試してみたいので、エビマスターと一緒にテナガエビ釣りに行くことにした。
「5時におれんちに来て下さい。」
エビマスターは気合が入っていた。なんでも朝イチにビッグアームが釣れるらしい。俺は三時起きだ。(笑)

イメージ 2

 釣場には6時過ぎに到着。すでに釣り人の姿がたくさん見える。テナガエビ釣りは人気のようだ。俺はまずミミズを鈎につけ、テトラの間に仕掛けを投入した。すぐにアタリが出たがなかなかのらない。浮子はすぅとテトラの下に持っていかれてから、竿をゆっくり立てるのだが、ビビっと手にエビの感触が伝わり、すぐに感触がなくなる。エビが鈎掛かりしてないようだ。

イメージ 3

 鈎を秋田狐1号からタナゴ鈎の半月に替え、秘密の特エサを使ってみた。これがハマり、テナガエビが次々に釣れ始めた。やっぱり俺の想像よりエビのサイズはちょっと小さかった。

 特エサの威力は明らかだったので、エビマスターにもエサを分けてあげた。エビマスターは俺の倍以上エビを釣りはじめ、しかも俺の目の前でビックアームをぶっこ抜いたりした。う~む、エビマスターには特エサを秘密にしておけばよかった。(笑)

イメージ 4

 日が高く上ったところで、この日は納竿することにした。まあ、そこそこ食べられる量は確保できた。俺はテナガエビの釣味も食味も好きだ。家に帰り、活きたテナガエビを夜まで泥を吐かせ、酒に漬けて〆た後、オリーブオイルで素揚げした。この日は暑かった。テナガエビを肴にして、日焼けで少し火照った体に冷たいビールを流し込む。これこそ、至福の時。今年もテナガエビ釣りシーズンが始まった。


イメージ 5
↑↑↑
いつも当ブログに訪問頂きまして、ありがとうございます。
小物釣りブログ村に参加してます。
バナーをポチっとして頂けると、うれしいです。
宜しくお願いします。

↑↑↑
スマホ・ケータイの方はこちらをポチッとお願いします。







タナゴ脈釣りについて

$
0
0
イメージ 1

 ヤフーブログではアクセス解析ができ、当ブログの流入元が分かったり、アクセスしてくる人の性別や年齢が分かったりする。中でも検索ワードについてはこのこのブログへのニーズが表れていると思うので、よく見るようにしている。最近の検索ワードのトレンドとしては「タナゴ脈釣り」というワードが常に5位以内に入っている。そこで今回、「タナゴ脈釣り」についてのネタをアップしてみようと思う。(実は以前から何回もやってる使い古しのネタなのだ。:笑)

イメージ 2
アマーノ式トンボ脈釣り仕掛け

  そもそも「脈釣り」とは浮子を使わず、道糸につけた目印や竿先の変化、手元への感触でアタリを取り、魚を釣る方法で、その昔、帝や将軍など高貴な方の肌に直接触れては恐れ多いと、薬師と呼ばれた昔の医師が察するにも、襖越しに腕の脈どころの動脈近くに結んだ糸の揺れ具合で脈を診察する、いわゆる糸脈診断と釣る様子が似ていることから「脈釣り」と呼ばれるようになったらしい。(?:笑)

 タナゴの脈釣りとしては大きく二つにスタイルを分けることができ、一つは錘を底から浮かせる釣りスタイル、もう一つは錘を底に付けて釣るスタイルである。前者の代表的なものがアヅマ式錘とトンボ目印を用いた「アヅマ式トンボ脈釣り」(?:すみません、正式な名称が分かりません。)であり、後者の代表的なものが「ゴツンコ釣り」と呼ばれるものである。


1.アヅマ式トンボ脈釣り(?)

イメージ 3
愛用のトンボ脈釣り仕掛け

 昭和40年代頃までの釣り入門などを読むと浮子釣りより先に紹介されていることが多い。立ち浮子の釣り自体が初代馬井助以降(それ以前は寝浮子を使っていた。)ともいわれているので、歴史あるタナゴ釣りのスタンダードな釣り方はこちらなのかもしれない。

イメージ 4
関釣具さんで売っているアヅマ式錘
 
 仕掛けは道糸に目印と錘を通した後、チチワを作る。ハリスはハリスでチチワを作り、チチワ同士を木栓(写真の錘下についてる黒い棒)に通し錘の下から差し込み、錘に固定する。これが正式なアヅマ式錘だが、今は木栓の代わりににフックを代用している。

 もともとのタナゴ釣りはマタナゴとよばれたヤリ、タビラ、マタナゴを釣る釣りで、しかも昔は大きなタナゴが多かったはずだ。このアヅマ式の仕掛けを十尺までの竿で使ってタナゴ釣りをしていたらしい。今の感覚からいうと、かなり大きく粗い仕掛けに思えるだろう。このスタイルの脈釣りが現代に伝承しなかった理由としては

①1940年代に移入したタイリクバラタナゴのような小さなタナゴに対応できなかった。

②脈釣りによく使われたセミクジラの穂先が入手しづらくなった。

というようなことがあげられる。

しかしながら、一方で現在は釣具の進化も著しく、道糸のマテリアルの変化により、かなり敏感な脈釣りができるようになってきたこともあり、昔の脈釣りと違った釣り方もできるようになってきた。

 ちなみに僕の場合は道糸は伸びの少ないもの(メタル系やフロロ系)を使い、アタリが手元まで伝わりやすくなるようにしている。

イメージ 5
ボサの中を釣る


 釣り方としては渓流の脈釣りのように自然にエサを流すのではなく、タナゴがいると思われる流れの中や障害物回りを直撃し、エサをその周辺にステイさせることがキモだと思われる。関東のようにスレたタナゴが多いところでは浮子釣りの竿抜けポイントを攻められることで、浮子釣り以上の釣果が出ることも珍しくはない。そして、釣り方のキモは手元に感じるアタリであわせるのではなく、道糸と目印の動きで合わせを入れることだと思う。ただし、やはり2~3センチ程度の極小サイズのタナゴを釣るのは苦手をするところだ。


2.ゴツンコ釣り

イメージ 6
いがぐり式ゴツンコ仕掛け

 錘を底に付ける釣り方で、基本的には深さがあり、流れがあるようなポイントで使う。昔の釣り入門では「ゴツンコ釣り」という名称で紹介されていることが多い。

 錘を底に付けるという仕掛けの特性上、感度的には同じマテリアルの道糸を使ったにせよ、アヅマ式ほど敏感な仕掛けは作れないと思う。また僕の場合、竿の長さ六尺まではアヅマ式を使うので、ゴツンコを使うのは八尺以上の竿としている。

 この仕掛けの弱点はナス型錘を使って、底釣りをするため、根がかりしやすい点だと思う。やはりゴロタ石周りを探るような時はアヅマ式の方が向いているだろう。

 「ゴツンコ」の醍醐味はやはり大きなタナゴを釣ることである。手元にアタリがゴッときた後、合わせを入れると、深場で大きなタナゴの姿が翻るのが見えるのはやはり興奮する。この仕掛けで10センチ以上のタナゴを今までにたくさんの数釣りあげてきた。

イメージ 7


 以上のように大きく2タイプの脈釣りがあるが、どちらの仕掛けも竿の良し悪しで釣果に差が出るという共通点がある。脈釣りにはカーボンのように腰が強く、固めの竿は向いていない。アタリが出ても竿がはじいてしまうことが多々ある。先調子で穂先が柔らかいものが向いている。実例でいえば、ダイワさんの「ひなた」という竿は穂先が柔らかく、しなやかなので脈釣りに向いているように思われる。

 僕がタナゴを脈釣りするのは浮子釣りよりも狙って釣る要素が高いからだ。「釣れた!」のではなく、「釣った!」という脈釣りの感覚がより釣りを楽しくしてくれると思う。
イメージ 4

↑↑↑
いつも当ブログに訪問頂きまして、ありがとうございます。
タナゴ釣りブログ村に参加してます。
バナーをポチっとして頂けると、うれしいです。

↑↑↑
スマホ・ケータイの方はこちらをポチッとお願いします。

 

テナガ釣り のち タナゴ釣り

$
0
0
イメージ 1

 先週、初物のテナガエビの唐揚げを食べたが、やっぱり美味しかった。俺は水曜日あたりには早くもそわそわし始め、エビマスターに再び連絡をとり、週末のエビ釣りを約束した。以前よりアマーノ氏もテナガエビ釣りに行きたいと言っていたので声を掛け、二人で日曜日の朝にエビマスターの家に車で赴いた。

 エビマスターの家に行くと、今回の釣りに一緒に行くアンダーカバーさん(以降U.C.さん)も到着していた。U.C.さんはなにやらエビマスターにカネヒラを釣りに行くと声を掛けられたそうだ。でも、今日はエビ釣りのはずだ。U.C.さんはすでにエビマスターに釣られてしまっていたのであった。(笑)

イメージ 2

 我々四人は一時間後には先週と同じエビ釣り場にいた。なんと先週いたおっちゃんも先週と同じ場所に陣取っていた。やっぱりここは釣れるポイントのようだ。

イメージ 3

 先週はエビ竿一本で釣ってみたが、今回はタナゴ竿だがもう一本出して、二本で釣ってみることにした。う~む、これで釣果が二倍になるはずだ。俺たち四人はそれぞれが思い思いの場所に散らばってエビ釣りを開始した。

イメージ 4

釣れる、先週に引き続き、やっぱり釣れる。俺は六尺のタナゴ竿で手前を釣り、八尺のエビ竿で遠めを釣った。思惑通りに両方の竿に交互にエビが掛かってきた。

 しかし、和竿ってすごいもんだ。エビ竿とタナゴ竿でテナガエビの釣り味を比べてみると、やっぱりエビ竿の釣り味はおもしろい。印籠継ぎで柔らかい胴調子になっていて、エビが掛かると、竿が弧を描く。エビのびんびんくる感触もきっちりと竿が拾ってくれる。和竿は釣りもので釣り味がいろいろと考えられていることがよく分かった。

 11時を回る頃、俺は今夜の酒の肴は十分に用意できたので、そろそろお昼にしないかとみんなに声を掛けてみた。みんな大人しく竿をしまい始めた。U.C.さんはテトラの上に座り、かなりの数のテナガエビを釣りあげたようだった。それを見たエビマスターはちゃくかりとU.C.さんからエビをすべてもらっていた。エビマスターは他の人が釣ったエビまでも狙っていたのだった。さすがエビマスターだ。(笑)

イメージ 5

 お昼にご当地ラーメンを食べながら、ミーティングをした。このラーメン屋さんから先日、俺とアマーノ氏がヤリタナゴ三昧を楽しんだ小川はまあ近いところだ。エビは肴に十分な数を釣ったので(⇐俺とエビマスターは食べる気満々ね:笑)、午後はタナゴ釣りにすることにした。なにしろ、タナゴ釣りだという話で来ている人もいるからだ。(笑)

イメージ 6

 俺たちはその小川のポイントを数か所周ってみたが、なんだか魚の反応が悪い。タナゴどころか、クチボソやモロコも釣れない。しかし、エビマスターが案内してくれたポイントではやっとアタリが出た。

イメージ 7

 
 そのポイントで俺は数匹のヤリタナゴを釣りあげたが、すべて♀だった。ここは聖ヤリタナゴ女学院だということを感じ取った俺は先日、多くのヤリタナゴを釣りあげ、♂もいた共学ポイントに移動することにした。

 ヤリタナゴの名門共学校に着いた俺はこの日のヤバさをすぐに感じ取った。ここも先日とは水の色がちがう。田んぼの水を動かしているからだろうか、あんまり水が安定しないようだ。しかし、みんなのモチベーションを下げることは言ってもしょうがない。俺は口を噤んだ。みんな好みの場所でそれぞれ釣り始めた。

イメージ 8

 それでも俺はすぐにヤリタナゴを釣りあげた。♀だった。そして、さらに周囲を釣り歩いてみたが、ごくたまに釣れるのはやっぱり♀だった。この名門校も女子校化してしまったのだろうか。

 みんな竿をしまい、車の一番近くで釣っていた俺のところに集まってきた。釣れなくて厭きてしまったようだ。「そろそろ釣りをやめろ。」と言いたげな目つきで俺にプレッシャーをかけてやがる。(笑)その時、俺の脈釣り仕掛けの目印が横にスライドした。俺は間髪入れず、竿を上げた。感触的にまあまあの大きさだと思ったが、上がってきたのは腹パンのヤリタナゴ♀だった。

 俺もこれで納竿することにした。今回はまたもや先日もあったような♀にもてもてのタナゴ釣りになってしまい、不完全燃焼だ。二回ほどの釣行だが、テナガエビは釣果を上げることが出来たので、次はタナゴ釣りで出かけようと思った。ヤリタナゴの婚姻色は薄れつつあるだろうが、いつの間にやら、初夏のチビカネ祭りが始まる時期になりつつある。


イメージ 4

イメージ 5

↑↑↑
いつも当ブログに訪問頂きまして、ありがとうございます。
タナゴ釣り、小物釣りブログ村に参加してます。
バナーをポチっとして頂けると、うれしいです。

↑↑↑
スマホ・ケータイの方はこちらをポチッとお願いします。



 


カゼトゲタナゴ稚魚浮上

$
0
0
イメージ 1

 俺はタナゴの中でもカゼトゲタナゴが最も好きだ。ご存知の方は多いと思うが、わが愛するカゼトゲタナゴは九州のみに生息するタナゴである。九州はそんなにお気軽にタナゴ釣りに行ける距離ではないのだ。俺のタナゴ日記を見ても九州でタナゴ釣りしたのは2014年が最後だ。

イメージ 2

 2014年の九州タナゴ釣り合宿で釣ってきたカゼトゲタナゴも数匹まだ健在なのだが、婚姻色もあまり出ない老タナゴになってしまったため、リビングの水槽は場末のスナックのように成り下がってしまった。そこで友人に頼み、若いピチピチのカゼトゲタナゴを少し頂いてきた。友達はカゼトゲを殖やしているようだ。そこで、俺も例え九州に行けなくて美しく若いカゼトゲタナゴをいつでも鑑賞できるよう、小規模ながら繁殖させてみることにした。

イメージ 3

  二枚貝をリビングの鑑賞用の水槽に入れ一週間、その後、その貝を稚魚浮上用の水槽に移してさらに一週間。今朝、カゼトゲタナゴの稚魚は五匹浮上していた。カゼトゲの一回の産卵数は5~6個と言われているので、これも定説通りだった。これからは毎朝、浮上用の水槽を毎朝ながめるのが楽しみになる。

イメージ 5
↑↑↑
いつも遊びに来てくれて、ありがとうございます。
ブログ村に参加してます。バナーをポチッとしてくれるとうれしいです。

スマホ・ケイタイの方はこちらをポチッとお願いします。

タナゴ釣りとラーメン

$
0
0
イメージ 1

 先週はたしか子供の運動会があり、釣りはお休みになってしまった。今週はちょっとタナゴ釣りに出ようとは思ったが、最近、お疲れ気味のため、一人だと朝一度起きても面倒くさくなり、二度寝して釣りはやめてしまう可能性があるため、人を誘うことにした。タナゴ釣りの「イエスマン」アマーノ氏だ。アマーノ氏に連絡を入れ、お誘いしてみると、答えはやはり「イエス!」だった。(笑)

イメージ 2

 俺とアマーノ氏はいつもの釣り場に行ってみた。なんだか水が少なくなっている。関東地方の水不足はマジで深刻なのだ。俺はお気に入りのポイントに行ってみたが、やっぱりここも水が少ない。今回はたまにヤマベやタモロコが釣れるが、タナゴは全く釣れない。俺はあきらめてアマーノ氏のところに行ってみた。

イメージ 3

 「入れ食いまではいかないけど、もう30くらいは釣ってるよ。」
なに~、見るとアマーノ氏の下にはたくさんのバラタナゴが群れていた。俺もアマーノ氏の横に割り込みバラタナゴを釣り始めた。とりあえずはまずタナゴ坊主を逃れた俺はしばらくポツポツとバラタナゴを大人しく釣っていたが、そもそもこういうタナゴ釣りはあまり生に合わない。そろそろお昼に行こうとアマーノ氏を誘ってみた。
「おいしいラーメン屋さんが車でちょっと行ったところにあるんですよ。」
アマーノ氏はやはりイエスマンなのだ。(笑)

イメージ 4
この画像でラーメン屋さんが分かる人はなかなかのラーメン通だ。(笑)

 俺は某超有名ラーメン屋さんに車を停めた。ちなみにこのブログではラーメンの話はほとんどしてないが(⇐かつて勝浦タンタンメンはやってました:笑)、実はラーメンの食べ歩きもよくしている。現在、このお店はかなり評価の高いお店だ。11時が開店だが、30分以上前のこの時間で長蛇の列であった。しかも、そこには某テレビ局のクルーがいて、俺とアマーノ氏はいきなりラーメンインタビューまで受けてしまった。(笑) このお店はかなり手際もよいお店で、長蛇の列のお客さんもどんどんさばいていく。12時にはラーメンに満足した俺とアマーノ氏は次の釣場に向かっていた。 

イメージ 5

  午後の釣り場はハズレなしの「約束の地」だ。ここでも俺の好きなポイントに入ってみた。すぐにバラタナゴが釣れたが、なんだか風が強い。こうなってしまうと、風でアタリが取れない。俺は風裏を探して、またフラフラとし始めた。

イメージ 6

結局、アマーノ氏のいるポイントに戻ってみた。
「入れ食いまではいかないけど、もう30くらいは釣ってるよ。」
なに~っ!!デジャヴか?展開が午前中と同じだ。俺はやはりアマーノ氏の隣に割り込み、バラタナゴを釣り始めた。

イメージ 7

  季節は初夏となった。今年は春に近場でヤリタナゴ♂が釣れなかったことは残念だが、そろそろカネヒラのシーズンが始まる。次の週末は少し遠出してチビカネ探しをしてみようと思う。


イメージ 4

↑↑↑
いつも当ブログに訪問頂きまして、ありがとうございます。
タナゴ釣りブログ村に参加してます。
バナーをポチっとして頂けると、うれしいです。

↑↑↑
スマホ・ケータイの方はこちらをポチッとお願いします。






和竿教室「たけ蔵」さん リニューアルオープン

$
0
0
イメージ 1

 タナゴが美しい時期になり、釣り竿を作りたい人の店「たけ蔵」さんにはずいぶんとご無沙汰してしまった。タナゴ釣り+ラーメンの帰りにアマーノ氏と一緒に寄り道してみることにした。

イメージ 2

 最近、お店がリニューアルしたそうで、什器や竹素材の配置がかなり変わってはいたが、すでに散らかっていた。(笑)

イメージ 3

 まあ、以前よりもかなりお店が広く明るく感じるようになったのは間違いない。水、木曜日の定休日の週5営業日となり、遊びに行きやすくなった。

イメージ 4

 リニューアルに際し、完成品のタナゴのセールもやってた。今回、俺がお店を物色した中でいいと思ったのは上の画像の「和竿製作入門セット(四本継タナゴ竿)」だ。これもリニューアル記念で¥4,500だということだ。俺が「たけ蔵」さんで竿作りを習った工程の中で竹の切り組(数本の竹を継げるように切って、組み合わせる。)が一番難しかったように思う。タナゴ竿を作ろうとして、自分で切り組みをやってみると、竹素材の値段だけで¥4,500以上は掛かるだろう。このセットは切り組み以外にも絹糸、カシュー漆、うすめ液、筆、道具箱がついているのでお買い得だとマジに思う。

イメージ 5

  この日はせっかく「たけ蔵」さんに行ったので、俺も工作してみることにした。できたのが馬井助浮子の台座だ。(竹切って、穴あけただけ)こんな簡単なものでもイマイチな自分の腕が悲しくなった。(笑)

*詳しくは『たけ蔵』さんのブログで確認して下さい。

イメージ 4

↑↑↑
いつも当ブログに訪問頂きまして、ありがとうございます。
タナゴ釣りブログ村に参加してます。
バナーをポチっとして頂けると、うれしいです。

↑↑↑
スマホ・ケータイの方はこちらをポチッとお願いします。

今年もカネヒラ祭りはじまる。

$
0
0
イメージ 1

 「いがぐりさん、いい情報があるんです。カネヒラですよ。明朝5時に俺んちに来て下さい。」
タナゴ釣りの歳時記ではそろそろカネヒラ釣りが始まろうとしている時期だ。ちょうどいい時期にカネヒラマスターから有り難いお誘いを頂いた。カネヒラマスターはカネヒラの楽園を見つけたのだという。俺もちょうどカネヒラが釣りたくなってきていたので、朝5時、マスターんちに駆け付けた。

イメージ 7


 俺たち二人はカネヒラマスターの車に乗り込み、一路カネヒラの楽園に向かった。しかし、俺はマスターに渡されたコーヒーを飲んだ後、記憶が無くなった。そして、ふと、目を覚ますとそこは「カネヒラの楽園」だった。俺は眠ってしまったことをマスターに詫びた。しかし、後から考えてみると、あの急激な眠気はおかしい。マスターは俺に睡眠薬を盛ったらしかった。「カネヒラの楽園」そこはCIAの機密事項に抵触するような超シークレットの釣り場だったのだ。(笑)

イメージ 6


 俺は「楽園」に着くなり、小さな落とし込みに脈釣りの仕掛けを送り込んだ。すると目印が横に小さくスライドした気がしたので、聞き合わせをしてみた。さすが楽園。苦もなく、今年初のチビカネちゃんが釣れてきた。
「マスター、チビカネちゃんがもう釣れたぜ!」
俺は声を掛けた。しかし、マスターはあまり面白くなさそうにしていた。マスターはこんなシケたチビカネではなく、立派な親魚を狙っているとのことだった。

イメージ 2

 俺はいつもの四尺の竿に2.7グラムのアヅマ式の錘で脈釣りをしていたが、釣ってみると、チビカネちゃんはまだ2センチちょいのサイズからいるので、この仕掛けではゴツすぎるように感じた。

イメージ 3

 しかし、実はこういうシチュエーションを待っていたのだ。俺はとうとうこいつを使う時がきたのかとケースの中から一つの仕掛けを取り出した。こいつは冬の間に組み、チビバラでテストした仕掛けだが、実はチビカネを数釣りするためのリーサルウエポンとして開発した脈釣りの仕掛けだった。この仕掛けを二尺半の竿に結び、再び落ち込みを攻め始めた。

イメージ 4

 入れ掛かりだ。仕掛けを流せば、チビカネちゃんが掛かってくる。このサイズのチビカネちゃんたちは群れているところさえ見つければ、人を疑うことをまだ全く知らぬよい子たちなので、数釣りが出来る。ましてや、チビカネ専用のリーサルウエポンを使えば、どのような結果になるかは誰でも想像はできるであろう。俺は30分で30匹釣ったところまでは数えたが、後は数えるのをやめた。

イメージ 5

 たまにひったくるようなアタリが出ると、ヤリタナゴが釣れた。こいつも色のついた♂が釣れると最高なのだが、まあそこまでは普通、望み通りにはいかないもんだ。

 いつの間にマスターが俺の釣りを見ていた。
「いい仕掛けですね。」
さすがにマスターも俺の仕掛けの素晴らしさ(?:笑)に気が付いたようだった。マスターにはお世話になっているので、同じ仕掛けを進呈したいところなのだが、俺の知っている範囲ではこの大きさのアヅマ式錘もセルロイドの目印も手に入らない。今度、アマーノ氏に作ってくれるよう頼んでみるか。

 午前中だけでも十分に満足できたので、「楽園」を後にすることにした。しかし、実は満足したのは俺だけで(笑)、マスターは不完全燃焼のようだった。そこで帰り道に他のポイントに寄り道することにした。そして、午後はマスターの独壇場となり、止めに俺の目前で10センチ以上の赤いヤリタナゴ♂をぶっこ抜き、溜飲を下げたのであった。

イメージ 4

↑↑↑
いつも当ブログに訪問頂きまして、ありがとうございます。
タナゴ釣りブログ村に参加してます。
バナーをポチっとして頂けると、うれしいです。

↑↑↑
スマホ・ケータイの方はこちらをポチッとお願いします。






ご近所でもテナガエビ釣り

$
0
0
イメージ 1

 俺は見ちまった。子供たちが近所の公園の池でスルメをエサにザリガニ釣りをしていた時のことだ。これは今までもよくある光景だった。
「エビが釣れた!」
子供たちの歓声が上がった。子供たちはザリガニが釣れれば、
「ザリ釣れた!」とか
「ザリガニ釣れた!」
とか言うはずなのだ。
俺の勘は鋭かった。子供たちのバケツを見せてもらうと、そこに入っていた「エビ」はザリガニでもモエビでもなく、やはり「テナガエビ」だった。

 俺は大人げのない大人だ。俺はこの子供たちのザリガニ釣りの獲物である「テナガエビ」を次の週末に徹底的に釣ることを決めた。(笑)

イメージ 2

 俺は次の週末、タナゴ釣りはお休みにして、エビ竿とテナガエビの仕掛け、そして、秘密の特エサを用意して、子供たちのテナガエビポイントに現れた。この日、子供たちはいなかったが、かわりにカルガモの親子がのんびりと泳いでいた。

イメージ 3

 俺の予測は大当たりだった。子供たちのザリガニ釣りで釣られてしまうようなまぬけなテナガエビ(?:笑)がここには数多く生息しているようだった。竿は一本しか出していないのに、サイズは小さいながらもテナガエビは30分で8匹も釣れた。これは俺のテナガエビ釣り感で言えば、入れ食いに近い。(←もっと釣る人もいるよ。)

 俺が次々にテナガエビを釣っていると、ある通りがかりのおじさんが声を掛けてきた。
「それ、テナガエビでしょ?居酒屋で川エビの唐揚げって出てくるヤツですよね。」
要するにこのおじちゃんはテナガエビを食べたいようだった。そこで俺はそれまではすべてリリースしていたが、その後釣りあげたテナガエビはおじちゃんのバケツに入れてあげた。

 俺はテナガエビを普段食べているが、さすがに近所の公園の池のカルガモ親子の住処で釣ったテナガエビまでは食べようとは考えもしなかった。あのおじちゃんは大喜びでテナガエビを持って帰ったが、その晩は美味しくビールが飲めたのであろうか?(笑)
イメージ 5
↑↑↑
いつも当ブログに訪問頂きまして、ありがとうございます。
小物釣りブログ村に参加してます。
バナーをポチっとして頂けると、うれしいです。
宜しくお願いします。

↑↑↑
スマホ・ケータイの方はこちらをポチッとお願いします。





Viewing all 311 articles
Browse latest View live


<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>