「一生に一度はかまくらを見ておいた方がいい。」
俺は飲み仲間二人を誘って、鎌倉に・・・、いや、栃木県日光市の湯西川温泉に行ってきた。湯西川温泉では今、「かまくら祭り」を開催中だ。ちなみに飲み仲間二人は鎌倉に行ったんだか、湯西川に行ったんだか、よく分かってないと思う。(←?:笑) この予定があったんで、最近は釣りに行かないで大人しくしてたんだよね。
(先に言っておくと、今回はたなごネタじゃありません。)
湯西川温泉は鬼怒川温泉の奥座敷ともいえる、山中の温泉で、湯西川の川岸に温泉宿が軒を連ねている。浅草から東武特急、野岩鉄道、バスを乗り継ぐで湯西川温泉に着くと、そこは雪国だった。(?) 山中の静かな温泉街という風情がいい。
湯西川の河原に立ってみた。やはり、景色はすばらしい。しかし、いつもの習性で、つい、魚を探してしまう俺だった。(ちなみにヤマメはいました。でも、今はまだ禁漁期間ね。)
湯西川温泉に着いたのはお昼過ぎだったので、どこかで昼食にすることにした。川岸をてくてく歩いていると『会津屋』さんというお豆腐屋さんがあった。なんでも湯豆腐を食べさせてくれるというので、入ってみた。
「会津屋」さんは最高の店だった。雪景色を見ながら、こたつで湯豆腐が食べられる。こたつ、何十年ぶりか?一気にノスタルジックな気分になる。もちろん、このシチュエーションで飲まずにいられる俺ではない。瞬く間にビールを数本明けた。
ここは景色が良すぎるお店だった。川の対岸ある露天風呂が丸見えだ。しかも、何気なく露天風呂を眺めながら、飲んでいた俺の目に三つのオレンジ色のバスタオルが飛び込んできた。
「おねーちゃんたちが入ってきた!」
俺は思わず大きな声を出していた。
すかさず、お店の中にいる男性全員(店主含む)から
「おお~っ!!!」
という大歓声が上がった。(丸見え露天風呂なので、女の子たちはバスタオルを巻いてました。:笑)
景色(?)と湯豆腐を楽しんだ俺たちは、すでに16時近くになったので、ホテルにチェックインすることにした。『花と華』という立派な温泉ホテルだった。そして、すぐに温泉に入った。温泉に入り、またもや酒を飲み始めた俺たちは本来の目的である『かまくら祭り』を見に行くのが面倒くさくなり、中止することにした。(笑)
夕食は囲炉裏端での食事だった。もう、ビールは朝から一人3リットルづつは飲んでいるので、そろそろ飽きが来ていた。酒は料理に合いそうな日本酒にすることにした。竹筒に日本酒を注ぎ、囲炉裏で燗をする。竹の香りが日本酒をさらに美味しくする。
『花と華』という温泉ホテルの中には、実はかまくらがあるのだ。俺が『かまくら祭り』は平気でキャンセルしたのは、このかまくらがあるのを知っていたからだ。予約すれば、かまくらの中でも酒を注文ができる。
もちろん、かまくらの中でも飲み続ける俺たち。俺は昼間、こたつに湯豆腐がいたく気に入ってしまったので、またもや湯豆腐を注文した。
かまくらの中でこたつに入りながら、湯豆腐をつつき、日本酒を差しあう俺たち。一般的には、しんみりと人生について語り合いそうな時間だが、俺たちの話題は昼間に見えた露天風呂のことだけだった。
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