俺はタナゴの中でもカゼトゲタナゴが最も好きだ。ご存知の方は多いと思うが、わが愛するカゼトゲタナゴは九州のみに生息するタナゴである。九州はそんなにお気軽にタナゴ釣りに行ける距離ではないのだ。俺のタナゴ日記を見ても九州でタナゴ釣りしたのは2014年が最後だ。
2014年の九州タナゴ釣り合宿で釣ってきたカゼトゲタナゴも数匹まだ健在なのだが、婚姻色もあまり出ない老タナゴになってしまったため、リビングの水槽は場末のスナックのように成り下がってしまった。そこで友人に頼み、若いピチピチのカゼトゲタナゴを少し頂いてきた。友達はカゼトゲを殖やしているようだ。そこで、俺も例え九州に行けなくて美しく若いカゼトゲタナゴをいつでも鑑賞できるよう、小規模ながら繁殖させてみることにした。
二枚貝をリビングの鑑賞用の水槽に入れ一週間、その後、その貝を稚魚浮上用の水槽に移してさらに一週間。今朝、カゼトゲタナゴの稚魚は五匹浮上していた。カゼトゲの一回の産卵数は5~6個と言われているので、これも定説通りだった。これからは毎朝、浮上用の水槽を毎朝ながめるのが楽しみになる。
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