俺は海水魚の採集をし、飼育するという趣味を持っていた。この趣味はすごく楽しい趣味なのだが、海水魚の飼育は非常に難しい。忙しい時期があったりしてメンテナンスを怠ると、魚は死んでしまう。俺はメンテナンスが十分できない時期に豆チョウと呼ばれる大きさから数年掛かって大きくした愛魚たちを友人に引き取ってもらうことにした。
部屋に鎮座している90㎝水槽は半年ばかり空だったが、またも俺は水槽に魚を入れたくなってきた。海水魚はメンテナンスが難しいが、淡水魚はすごく簡単だ。そして、それから数カ月を掛け、90㎝オーバーフローの水槽システムを淡水魚用に組み直し、タナゴを中心とした水槽を立ち上げることとした。
before (海水)
⇓
after(淡水 さり気に照明をLED化してたりする。)
【タンクメイト】
イチモンジタナゴ シロヒレタビラ ヤリタナゴ カワバタモロコ イトモロコ ムギツク ゼゼラ スジシマドジョウ ヨシノボリ
(このブログではタナゴネタがほとんどですが、実は日本産淡水魚全般に興味があったりします。)
俺の子供の頃、うちの濡れ縁に底面ろ過を効かせたステンレス枠の90㎝水槽があった。その頃の俺は小物釣りで釣ったフナ、クチボソ、ヤマベ、タナゴなんかをその水槽に入れては、釣果を横から眺めて、悦に入っていたのだった。それからいろいろな水槽を立ち上げたが、あの水槽ほど、俺の胸を躍らせた水槽はなかったことに気が付いた。
今回はその『ごった煮水槽』を大人チックに再現しようと思った。立ち上げた水槽は田砂を薄く敷き、流木と石組み、バリスネリアで簡単にレイアウトしてみた。バリスネリアが伸びれば、水景の雰囲気はさらによくなるだろう。
飼育魚は自分で以前に釣った魚や友人におねだりした魚や友人の水槽から失敬(ぬすんだ?:笑)魚たちだ。昔と同じように何でもかんでも入れてしまう水槽は今でも楽しそうだが、さすがに大人げがない(?)と思ったので、『西日本産淡水魚ごった煮水槽』というテーマで多少は大人らしく格好つけることにした。(実は水槽のヤリタナゴは東日本産:笑)
過密にならないようにもう少し魚を増やすつもりだ。ドジョウやヨシノボリのバリエーションを集めていくのもおもしろそうだなぁ。
スマホ・ケイタイの方はこちらをポチッとお願いします。